本当のバラマキとは何か

人気のない4階建てぐらいの巨大な建物がそびえ立つ。建物の外壁は白いタイルがびっしりと貼られ、豪華な作りだ。ハローワークが昔、運営していた職業訓練校が近くにある。民主党の事業仕訳で廃止となり、今は廃墟となっている。

全国数千万人のサラリーマンの給料から天引きされた雇用保険料を使って、当時の官僚が全国に建てた。職業訓練校は、主に土木系のスキルを実地に学べる施設である。無駄遣いだったということで、仕分けられたのだ。

建物の中には、木工に使うのだろうか、大きな旋盤装置やら、巨大なダクトのようなものが整然と並んでいるのが見える。外構部は、園芸科の「学生」が実習でしつらえた素敵なガーデンの作品が、伸び放題の雑草の侵食で、何か巨大なものが「終わった」感を周囲に醸し出している。廃墟フェチで、なおかつDIY大好きな私にとって、この建物は近時もっとも気になるポイントとなっている。

雇用保険もそうだけれども、国民から広く薄くお金を集めて、それを正しく分配する機能が、自民党によって長年にわたりゆがめられた。本来そのお金から福利を受けるべき人たちは制度から排除され、お金を管理する役人がお手盛りで豪華な施設を作ったり、何度も天下りできるポストを作っては私腹を肥やしてきた。これを歪んだバラマキといいたい。

今、民主党の子ども手当や高校無償化をバラマキといって攻撃する自民党、公明党の政治家は、自分たちがやってきた歪んだバラマキ政策の非民主的側面、格差拡大作用、再分配機能毀損機能について深く反省してもらいたい。自民党は、昔みたいにもっと官僚や、自分たち政治家の利権のほうにたくさんばらまいてほしいに過ぎない。でもそんな日々は二度と戻らない。自民党の支持率がまったく上がらないことがそれを示している。

自民党の石破茂は、この期に及んで原発推進だが、なんのことはない、娘が東京電力の社員である。やらせメールを暗に指示した佐賀県知事の親も九電の社員である。自民党は過去、莫大な額の献金を電力会社幹部から受けてきた。

民主党のバラマキの方がよほどマシだと私は思うし、そもそも民主党の政策にはバラマキと呼べるようなものは一つもない。

では本当のバラマキとはなにか。本当に許し難い自民党のバラマキとは、それは、今日報じられた、福島第一原子力発電所で計測された毎時10シーベルト(人間が浴びれば即死レベル)の放射能のことだろう。

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