ギャレス・マローン、エンパワーメント、コミュニティ

非常に優秀な成績で音楽のスペシャリストだったギャレス・マローン(イギリス、1975-)は、テレビ番組への出演がきっかけで世界的に名が知られるようになった。

音楽、とりわけ合唱などとは無縁の人々、貧困地区の寂れたコミュニティや底辺校などへ入ってゆき、合唱団を組織し、彼らを励まして合唱を教え、コンサートを成功させる。

最初はうまくいくはずもないと思っていたが、最後は人生で最良の日と参加者は次々感動。歌でコミュニティーや自尊心を治癒したりエンパワーメントさせるその仕事は、本人が自称するとおり、「伝道師」というにふさわしい。

ギャレスの活動はテレビドキュメンタリーとして放送されて、番組は賞も受賞している(c.f. Wiki)。

実際には多くの問題が「先送りされたまま」なのは間違いない(広がる一方の格差、停滞する経済など)のだが、ギャレスがいるおかげで、人生捨てたもんじゃないとみんなが思える。世界史上、本来は、宗教がこうした役割を担ってきたのだが、宗教じゃないところがすばらしいと思う。

子育てや家事に疲弊していた私もスッカリ癒されたようだ。

あともうひとつ気になる番組が。北アルプスの山小屋に勤める女性の話。朝四時起きで、殺到する登山者の食事を作ったりといった重労働に取り組む。やってる業務はずばり、3kの外食産業の仕事そのものなのだが、それが「山小屋」という特殊な環境なので面白い。

いったいなぜ、彼女はそんな仕事を選んだのか、私には理解が出来ない。しかし、私もそうだけれども、何かのきっかけや流れのようなものに身を任せるうちに、そういう仕事に就くことになったのかもしれない。山が好きだったとか、身内に山小屋経営者がいたとか。

登山者のために、食事の用意をし、配膳して片付けるという労働。果てしない、マックジョブ。それを、高い山の上で女性が取り組んでいる(今はシーズンオフだからやってないだろうが)。


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