わたしはなぜアダム・スミスに反して分業しないのか

300年以上前にアダム・スミスが、ひとりでピン(釘)を作るのにくらべ、分業すれば数百倍の本数のピンを作れるようになると発見して国富論に書いた。

いまだに世界は分業が生産の現場を統治する憲法になっている。

ところが私はこの分業が好きではない。なぜならば、分業することによっていろんな大事なことが見えなくなったり、怠慢になったりするからだ。

サラリーマンは、税金の申告を会社の経理部に任せてしまっているから、自分がどれだけ理不尽に給与から天引きされているかわからない。わかっても関心が持続しない。

社長はシステムの細かな不都合を理解できないから、バカ高い外注費を鵜呑みにして倒産する。

政府は重要な意思決定のためのリソースを外部のコンサルティング会社や官僚に任せるから、不都合な真実が見えなくなり、地球をぶち壊す。

私も、自分で消耗品の購入から決算申告まで全部自分でやるのだが、もしそれらの一部をアルバイト社員や税理士などに振ったら、怠慢なバカになってしまいそうで怖い(昨日の、イケアの商品をネット経由で手に入れようとしてあれこれ事務が逆に発生し、それで一日潰したが、無為に過ごすよりは良かった。店にいけばいいだろうが朝の時点でそこまで時間が掛かると思わなかったし、店に行けば一日潰れもっとカネがかかる)。

そもそも分業すると生産性が上がるというのだが、それで喜ぶのは分業のラインに就く人ではなくて資本家や、生産性が向上した上がりから分け前をもらう政府だろう。アダム・スミスも、当時首相に「先生」と呼ばれた。

分業は、為政者や統治する者にとって好都合だ。私ら統治される側、つまり一般市民は、分業が、口当たりの良い「高い生産性」という美辞麗句でその本質が覆い隠されていることに気をつけないといけない。

とにかく全部自分でやりたい。

…ここで正直に言おう。結論をいえば私はかなりドケチで、(挑戦しても能力及ばず箸にも棒にもかからなかった司法書士や税理士試験に合格した)税理士や司法書士に一円も金を払いたくない。彼らに対する恨みと、自分でやってどうだすごいだろうと(このブログで)云えるから、だから私は分業が嫌いなんだ。

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