NHKスペシャルメルトダウン連鎖の真相をみて

すこぶる震えた。まさに2011.3.15の身体が硬直するほどの恐怖がよみがえってきた。

私は中学時代にチェルノブイリの事故を知った。親が反原発の市民運動に関わっていた関係で、とてつもなく恐ろしいものだということを教えられ、ほとんどトラウマになっていた。

そこに来てあのフクシマの事故。毎日の報道を見ていて、肩や首に原因不明の痛みを覚えるほどの恐怖を味わった。

今日の表題の番組を見て、現場の人たちも本当に死を覚悟する絶望の中でまあよくまあ何とかなったと。じつは、今日の番組を見る限り、たとえば2号機が何で、結果として何とかなったのかは、理由は今ひとつ分かっていないということだ。

2011年3月15日、二号機、中央制御室。


格納容器の圧力を下げようと数人の作業員が一生懸命ベントしようとするが、SR弁というベントのバルブが、圧力の関係(という理由は今回初めて「どうもそうかもしれない」と推測された程度,当時はもちろん理由不詳)で開かなくて、それでどんどん格納容器の中の圧力が上がる。放射能レベルも上がる。29シーベルトとか。それを閉じ込めてる格納容器がもう爆発しそう。爆発したらマジ即死だよ。フクイチ関係者全員大内さん(東海村のJOCの事故で被爆して、身体がどろどろに溶けちゃったんだけどそれでも死の直前まで意識があった人)状態か、みたいな。

そういう恐怖感の中、いよいよ格納容器爆発を思わせる衝撃音が2号機中央制御室に聞こえる。現場の人はもう死んだと思ったろう。ところが、爆発後、圧力が下がって、結局水を入れられるようになる。それで冷却できて何とかなった。

爆発して格納容器の一部が壊れたのに、何で、超やばいほどの放射性物質が漏れなかったのかとか、そういうことは分かっていないようだ。たまたま、格納容器の壊れ方が少しで済んだのか。それともメルトダウンして放射能がバーッと出たがその量が少なくて済んだのか? なーんにもわかっちゃいない。


次に三号機。同じくベントしないと大爆発なんだけれども、ベントを動かすバッテリーが足りない。何でも、12ボルトのバッテリーが必要なんだけど、届いたのは2ボルトばかり。50キロ離れたJビレッジには大量の12ボルトバッテリーがあったのに、それを放射線で汚染された地域に運ぶ「仕組み」が出来ていないとの理由で現場に届かず。

結局、現場にいた人たちの通勤車両のバッテリーを集めてしのいだんだと。

再稼働していいほどに十分、今回事故は検証されていない。緊急時に、理由不詳で開かなかったSR弁は相変わらず国内の原発に使われているまま。その対策もなされないまま、再稼働。いいのかそれで、政府?! ダメだろう。それが今回のNHKスペシャルの結論。

再稼働ダメだろう。やっぱり。これ見て、再稼働賛成の政治家に次の選挙で票を入れる人がいるとしたら、見識を疑う。

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