「意志の力」が減っていく理由

長年考えてきたことで、何となく理由が「そうなんじゃないか?」と分かった気になりかけていた問題。それは三日坊主や、飽きっぽさといった私のキャラクターにまつわる長年の悩みへの回答。Wiredのページで見つけた。
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ジムに通うぞという立派な決意が、仕事でいろいろと大変なことがあった日には弱まってしまうのはなぜなのか、考えてみたことはあるだろうか。

その理由は、意志の力というものは、物語のコンセプトのようなものではなく、自動車のガソリンのようなものだということにある。つまり、その量を測定できるようなエネルギーであり、使えばなくなって行く消耗品なのだ。

フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスターは、これを「自我の消耗」と呼んでいる。同氏はこの現象を、焼き立てのチョコレートチップ入りクッキーをのせた皿の隣に学生を座らせることで証明した。

学生たちのうち、ひとつのグループはクッキーを食べることを許可され、もうひとつのグループは我慢するように命じられた。その後、両方のグループが、難しいパズルを完成させることを求められた。

クッキーの我慢を強いられたグループは、「我慢の蓄え」がすでに消耗しており、新しい課題を与えられるとすぐに投げ出した。一方、意志力を保存していたと見られる、クッキーを食べたグループは、パズルに対してより長い時間取り組んだ。

ほかに、意志力はグルコースで補給されるとする研究が複数ある。このことは、体重を減らそうとしているのに、その決断が消えてしまう理由を説明する手がかりになる。つまり、食べ物を食べないでいるとグルコースが減少し、それに伴って意志の力も減少していくのだ。「食べないでいるためには意志の力が必要だが、意志の力を得るためには食べることが必要なのだ」と、ジョン・ティアニーは言う。同氏はバウマイスター氏と一緒に、『Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength(意志の力:人間の最も偉大な強みを再発見する)』という本を出版した人物だ。

しかし研究者らは、意志の力をコントロールする方法も教えてくれる。まずは、意志力は有限な資源なので、無理に手を広げすぎてはならない。決心は、たくさんではなくてひとつにすべきだ。そして、たとえば1週間の禁煙などをやり遂げることができた場合は、おいしい夕食を楽しむなどして、意志力を一休みさせる。

もうひとつの戦術として、「自制心の外注」がある。ジムの仲間やトレーナーのような存在を見つけるのだ。支出の管理にはMint.comを使い、気が散るウェブサイトの回避にはRescueTime.comを使おう。

ティアニー氏が言うように、「自制が最もよくできている人は、一日中自制を使ってはいない。自制心を節約できるように生活を構築している」。そういう生活によって、本当に必要なとき(たとえばジムに行くといったとき)に自制心が十分存在するよう蓄えているのだ。

TEXT BY JUDY DUTTON
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮/合原弘子


私の、有限なる意志の力の有限性をいつも痛感する現象がある。それはいつものルーティンワークを、忍耐力を発揮してたまに予定より早く、たくさん終えることが出来た日は、普段は我慢するのに何の苦労も要らない「砂糖とミルク入りの缶コーヒー」を自販機で買ってしまうこと。缶コーヒーを自販機で買うことほど非合理的なことはない。金はムダだし(家で作ればいいだけ)、糖分や脂肪分は身体に有害だ。

だから普段は買わないようにしているし、それは実行できている(買っていない)。ところが、仕事でがんばった日はあっさり買ってしまう。アホかと思いながら。この場合、アホと言うより、正確に言えば、(忍耐する)意志の力が枯渇してしまっていたと言うことだろう。

このWiredの記事にはいくつかの解決策が示されている。ふたつあって、ひとつは、あれもこれもやり過ぎない。たしかに仕事がんばったら缶コーヒーくらい飲んでもいいだろう。仕事できたんだから。

もう一つは、自制心の外注化という聞き慣れない方法。要は、他人に助けに借りて少しの意志の消耗だけで済ませるようにすることだ。この場合金が必要になる。意志が減らないように、金をかけるわけだ。

これは深いと思う。というのも、私は(というか、これからの低成長時代の妻子持ちの男性は)、これまでは仕事でがんばってくれば、家事や育児といったところでは意志の力が残っていなくて(結果的に、家事や育児は奥さんに任せきりで自分は放棄して)も大目に見てもらえた。ところが今はそうはいかない。家事や育児も、仕事で枯渇した意志がないことを理由にやらないということは許されない。となると、仕事で意志が枯渇しないよう、適当に手を抜かないといけない。

仕事で手を抜くとどうなるかというと賃金が下がる。賃金が下がればなおのこと奥さんにはがんばってもらわないといけないのでますます仕事で手を抜き、家のこと(家事育児)に精を出さなければ家庭は維持できなくなる。え?そりゃだめだろうって?

えーと。どうせいっちゅうねん!?

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