2013年1月30日水曜日

国防と子育て。税金何に使ってるのか?

収入が450万円しかないお父さんが、1億円の借金を背負っている破綻家計。それが日本国の現状である。一部のアホな政治家は次も政治家でいるために(たくさんの票を大勢のアホから入れてもらうために)、家計と国は違う、国はお金がないならじゃんじゃん刷ればいいといっているが、そんなことをすれば経済が破綻してしまう。エネルギーや食料だって海外から買えなくなる。

いったい何でそんなに税金がいるのか?国は何に金を使っているのか。知りたくなってググってみた。

周辺海空域の安全確保:尖閣諸島沖とかを中国の船が来るがそれを追い払うのにあたらしく護衛艦が必要、一隻1155億円。潜水艦一隻547億円も新しく作っちゃおう! あとヘリ(二機で105億円や輸送機(二機で329億円)も!!って、持ってないわけ?ほかで使ってるのまわせないの?
宇宙関連施策の推進:宇宙だわーい、ってなわけで1908億円。え?センサーの研究とか、衛星通信の利用とか、気象衛星の利用とか、商用画像衛星の利用とか。1908億円ですが何か?宇宙ですよ、宇宙!!
東日本大震災の教訓を踏まえていろいろ買いたいわけで:2375億円。ヘリや輸送機も新調するでしょ、最新式の通信システムも作るでしょ、訓練も色々するでしょ、メンタルヘルスケアも充実するし、防衛大のあたらしい授業プログラムも!


以上、防衛省のサイトから。国防には金がかかるいいわけPDF。もちろんこの資料を作ったのは公務員であり、その仕事への対価は国民から集めた税金で支払われる。


もっと子供とか若者に金をかけたほうがいいんではないか? 若い夫婦が子供を安心して育てられるようにしてもらいたい。だったら子育て支援関係ではどれくらいお金使ってるんだろう?

待機児童解消策の推進など保育サービスの充実:ほとんどがすでにある幼稚園や保育園の改修費や、新設つまり「ハコモノ」に金かけるっしょってことで、4304億円、いただきまーす!
虐待を受けた子ども等への支援:虐待を受けた子供を一時的に預かったり、里親を手配したり、励ましたり、病院と連携したり、自立できるようアドバイスするのに915億円。
テレワークの普及促進:公務員が助言するのに3省庁合わせて1.5億。
過重労働の解消等のための働き方・休み方の見直し:労働局にコンサルタントを雇って助言させるのに11億円。
キッズデザインの推進:繰り返し起こる子どもの事故を予防するため、子どもの事故予防に配慮された製品開発を、産業界が積極的かつ持続的に推進し、キッズデザインによる製品市場が拡大していく体制の構築を目指し、子どもの事故情報、人間特性データ、評価分析ツールなどの異業種横断的に利用可能な共通基盤の整備等を行うために1.3億円。

内閣府がまとめた、平成24年度子ども・子育て施策関係予算(当初)のポイントとかいう、いいわけ。もちろんこの資料を作ったのは公務員であり、その仕事への対価は国民から集めた税金で支払われる。

なんだか、金の使い方間違ってないか?

なんで今どき、やれ地震が起きたからってヘリだの輸送機だの、護衛艦だの買うかね。それに、相変わらず子育て支援関係では、ゴリゴリの既得権益層である幼稚園保育園のハコモノ整備だとか、効果ゼロで意味不明な「助言」とか「支援」とか、役人のポスト作りが見え見えのムダ遣いにどんどん金流れてるんだろう!

まったく、誰か止めてくれーこの金の使い方のアホ加減。国だぞ、国。借金で首が回らない国。それがこんなアホな金の使い方。マジで私FPだけど、やばいだろう。FPじゃなくたって、やばさは分かる、このPDF見れば。ね!

2013年1月25日金曜日

東電「電気ご使用量のお知らせ」を読み解こう!

1/23から稼働をはじめた我が家の太陽光発電システム。HEMSでみると今日も、気持ちよく発電してくれている。しかしこれはもっとも条件がいい場合で、ほとんどの時間で買う方が多い。夕方以降は、作るというバルーンは消えて無くなり全部買うことになる。夜は、電力消費量が多いパネルヒーターやエアコンがフル稼働するので、使うが6kW、そして「買う 6kW」となり精神衛生上悪い。




私たちは、電気といえば家電量販店で買ってきた電気製品のスイッチを入れてその便益を得、コストは銀行から引落で終わる。つまり、非常に無意識的にまるで、空気を吸うかのごとく、利用しているのである。

しかしこれこそ落とし穴というべきだ。電気が当たり前に使えていれば、何も意識しないで済むが、いざ止まればとてつもないリスクの相貌を呈してくる。電気が止まると日本のお家芸の、そして私が大好きなウォシュレットも止まる。ケツを紙で拭くなんて、あり得ない! ハブやルーターの電源も落ちるからネットで、対応をググることももちろん不可。ビジネスのほとんどをネットに依存している私にとり、息が詰まりそうになる!!

電気エネルギーは、いつだって有限の資源から生み出されてきた。石油が出ないから、危ないイスラム圏から長年買ってきた。危ないし、捨て場のない放射能のゴミの問題があるにもかかわらず、日本は原子力発電を国策で推進し続けてきた。アメリカのシェールガスも深刻な環境汚染をもたらす問題が分かってきている。石油がある地域の地下に眠っていることが分かるやいなや、領有権の問題が近隣諸国で発生する。地球規模で見れば、国や地域にとり、エネルギーは最大の治安リスクなのだ。

すなわち、電気エネルギー問題は個々の人々の生命や、地球の平和維持に欠かせない、もっともホットなテーマになってきているのである。ヤフーの最新トピックでついクリックしてみさせられる芸能人のゴシップや社会学的男尊女卑状況に一喜一憂する前に、私たちはまず、電気のことを最低限知っておかないといけない。

で、私なりに、電気について何を知っておいたほうがいいのかを整理し、皆さんと共有するのが今日の記事である。

まず、電気利用者には必ず電力会社から毎月一回ある紙切れが郵便受けに入れられる。紙切れの名前は「電気ご使用量のお知らせ」。大きさはだいたいB6くらい。検診人のおばさんが、各世帯に取り付けられたメーターを目視で確認して、持ち歩いている端末から出力され、各世帯の郵便受けに入れられる。この小さな紙切れは、日本の世帯数が5千万とすれば、月間5千万部を誇る巨大メディアということも出来る。したがって、このメディアを読み解くことはメディアリテラシーの観点からも有意義といえそうだ。

さて、この紙、私の家のケースで見てみよう。うちは仕事の都合上、一般家庭には通常無い巨大な印刷機材(プリンターや断裁機、紙折り機やスジ入れ加工機、そしてサーバーやPC)、各部屋一台の電気エアコンを備え付けているので、ひと月で一般家庭のだいたい十倍くらいの電力を使用している。
「電気ご使用量のお知らせ」で、重要なことは、字の大きさから言って次の4項目だと読み取れる。
「ご使用量 1,983kWh」
「請求予定額 60,848円」
「ご契約種別 従量電灯C」
「ご契約 15kVA」
単位で「kWh」とか、「kVA」と書いてある。これがまず分からない。そもそも、よくある一般的な蛍光管型電球の消費電力は12ワットだし、昔はあった、いわゆる電球は、100ワットだった。電球100ワット、ドライヤー1000ワット、こういうことは私はなじみがあるが、それらを使うとどういう仕組みで上記のように月に1,983kWhになり、6万も取られるのか、それが分からない。

そこで東電がタダで配っているTEPCOでんきガイドをひもといてみよう。「電気のことがパッと分かる」と書いてあるが、30ページにもなるちょっとした小冊子である。

これによると、まず電気については単位を知ることが大事だ。

アンペア(A):電気の流れる量

うちは契約アンペアが15kVA。これは、150アンペアの電流が一気に流れるまで、分電盤に取り付けられているアンペアブレーカーが落ちない(ブレーカーは一世帯ごとに付いている、東電から買う電気の入口のおおもとのスイッチ、落ちる=切れる)。では、150アンペアの電流が一気に流れる事態というのはどういう事態か?それには、次のボルトとワットのことを理解する必要がある。

契約アンペア毎に電気の基本料金というのが決まっている。10アンペアは月273円。15、20、30、40、50、60、12kVA(120)、15kVA(150)となっていて、10アンペアごとに273円上がる。うちは150なので、273×15=4,095円となる。

ボルト(V):電気を押し出す力

これは電圧のことで、家庭用は普通100V。うちも100V。一部のエアコンは200V。まあ100と知っておけばいい。

ワット(W):電気が仕事をする力。ここで、先ほどの電球100Wの話をすると、消費電力100Wと書いてある電球は、最大で100Wの電気の力が必要という意味である。

ここで、アンペア、ボルト、ワットの関係は次の式で表される。

電力(W)=電圧(V)×電流(A)

筆者は、国の税金で運営され、その履修を憲法で担保されている義務教育機関、公立中学校の理科の授業でこれ習った気がする。筆者の中学時代の理科の成績はちなみにほぼすべて4だったと思う。しかし長年のあいだにスッカリ忘れていた。
電球100Wは、何アンペアか? 100W÷100V=1、1アンペアだ。うちの電気の契約は150アンペアだから、一度に100W電球を150個付けられるということだ!

じゃあ、ご使用量 1,983kWhってなんだろう? ワットにhがついている。これは、積算使用量という。100ワットの電球を一時間灯すと100Wh、kはキロ、1000なので、100÷1000=0.1kWh。1kWh=29円で東電から買っている(実際は、使用量に応じて単価が22円~29円と段階的に上がる)。

なるほど、そうすると、1,983kWhも東電から買ったうちは、電球に換算するとどのくらい使っているんだろう? 電球1個1時間灯すと0.1kWh。分かりやすくするため、これを24時間、つまり一日中ともしていると換算しよう。0.1kWh×24=2.4kWh。これを一ヶ月毎日付けると30倍で、72kWh。なるほど、100W電球を一ヶ月つけ続けると72kWhの積算電気使用量になる。東電からは、電気を1kWhあたり22円から29円で買う。ここでは、22円として、72×22円=1584円だ。なので、100ワット電球を一ヶ月つけっぱなしにするコストは、基本料金を除くと1584円になることがわかる。

最初の疑問、1,983kWhも東電から買ったうちは、電球に換算するとどのくらい使っているんだろう? 100W電球を一ヶ月つけ続けると72kWhの積算電気使用量になるので、電球の個数を、月のご使用量で割れば個数が出る。1,983kWh÷72kWh=27個。

なるほど、うちは、あの熱くてあかるーい、今どき使えば白眼視される100w電球を、27個も1ヶ月間毎日24時間つけっぱなしにしてたんだーっておい!

そんなに使ってないぞ。

というわけで東京電力お客様相談センターに電話したところ、電球は使ってないかもしれないけど、冷蔵庫やエアコン、使ってますよねということで撃沈。

2013年1月23日水曜日

太陽光発電導入記完結編 発電開始!HEMS AiSEG設定奮闘記

 パネルを取り付けて数週間後(年末年始を挟んだので通常より長い)の今日、ついに我が家の太陽光パネル27枚による発電を開始した。 メーターの取付(多摩電工さん)、コンデンサーやHEMS機器の設置、起動(スター電器さん)、システムの確認(東京電力さん)と、半日のあいだに三社が入れ替わりやってきて、ようやく発電を開始した。
 HEMS(Home Energy Management System=家庭内エネルギー管理システム)を取り付けたので、家のPCのブラウザから、現在の発電量、使用量、売電(買電)量が分かるようになった。ちなみにうちのHEMSはパナソニックのAiSEGである。



 後日の備忘のためにこの設定のポイントを書きたい。
 はじめに、設定マニュアルに従い、AiSEGにAiSEG用エネルギー計測ユニットを登録する。登録できたら、ノートパソコンを一台用意する(このノートパソコンは固定IPアドレスを192.168.1.YYYにしてある、YYYは1-256の任意の数字)。
 うちはネットワークIPアドレスのグループが192.168.0.***。それに対し、AiSEGの工場出荷時のアドレスが192.168.1.216。そこで、このノートパソコンから直接AiSEGにはいって、AiSEGのIPアドレスを192.168.0.XXXに替える(XXXは1~256以下のどれか。これは使用するネットワークにより異なるので、気をつけて欲しい)。
 ノートパソコンに192.168.1.99の固定IPアドレスを振って、さっそくAiSEGに入る。
 まず、AiSEGの電源を落として(ACケーブルを抜いて)、ノートパソコンとAiSEGをイーサネット(ストレート)ケーブルでつなぐ。このときにAiSEGの後ろのスイッチのうち、「モード」スイッチを「通常」ではなく、「設定」のほうに倒す。次にAiSEGの電源を入れて、ノートパソコンのブラウザに、AiSEGの当初のIPアドレス192.168.1.216を打ち込む。そうすると設定画面に入れるので、ネットワークで、AiSEGの静的IPアドレスをうちのネットワークに合わせたアドレス192.168.0.114に振り替える。
 AiSEGの電源を落とし、AiSEGからのLANケーブルをローカルネットワークのハブにつなぎ替える。ノートパソコンはここで出番終了。つぎに、AiSEGの後ろのスイッチを「通常」に戻してから電源を入れ、再びノートパソコンのブラウザから入る。今度は、ブラウザのアドレス欄に、先ほど振り直したあたらしいIPアドレス192.168.0.114を打ち込む。するとユーザー名とパスワードを入れるよう求められるので、ユーザー名は空欄、パスワードはメーカー出荷時の0000を入れる。
 あとは、AiSEG付属の取扱説明書に従えばOK。
 めでたく、前掲の画面が出て、リアルタイムに家の発電・売買電状況を確認できる。
 当家は、一般的な家庭の数倍の電力を消費しているから、数字のデカさに違和感を覚える方もいるだろうが、この機械を買ったことにより、だいたい25%ほど電気代が安くなった計算となる。当家の場合、機器の実質負担額を4年でペイすることができる。富士山が爆発するなど自然条件が大幅に悪化しないよう、あとは運を天に任せるばかりだ。
 ちなみに、太陽光パネルの設置のために、当家は屋根の葺き替えも実施した。そのため、総支出額は500万円近くになってしまった。あとで補助金が100万円下りるとはいえ、これほどのキャッシュを、月々25パーセントの電気代の節約のために支出できるような家庭はそんなに多くはないだろう。
 補助金や、余剰電力の買取の原資は、電気を使う人たちが月々の電気料金から再生エネルギー発電賦課金として少しずつ負担する仕組みになっている。たとえば東電の電気の販売価格は1kW約22円だが、(太陽光などで発電した人から東電が買う)買い取り価格は1kW42円と決まっている。この売り買いの差を埋めるのが、再生エネルギー発電賦課金である。
 貧しい人もお金持ちも、電気を使う人すべての人から少しずつ取るまるで税金のような性質の「再生エネルギー発電賦課金」は、太陽光パネルを設置することが出来た経済力のある(たいていは高齢の)富裕層に配られることになる。したがって、太陽光の買取システムは逆進性の問題を帯びる制度といえる。太陽光パネルを設置できない人たちが電気料金に追加される高い買取のための負担金に憤って、ドイツでは、買取制度が破綻の危機に瀕している。日本もこれからどうなるかは予断を許さない。まあ、日本には「絆」があるから当面大丈夫だと思うが…。



太陽光発電導入記中編 東芝太陽光パネル設置工事


 太陽光パネルのメーカーは、東芝にした。東芝の住宅用太陽光発電システム、モジュールは240Wの単結晶タイプ。うちの屋根には、一枚240Wのモジュールが27枚載る。システム全体では6.48kWということになる。
 昨年末、スレート瓦への葺き替え工事が終了した日の翌日に太陽光パネルを設置した。真新しいスレート瓦に、数百のビス穴が開けられていく音は、複雑な心境になった。
 朝から夜8時くらいまでかかる大がかりな工事だった。私はてっきり、この日から発電できると思ってたのだが、実際の発電は年明け(ブログアップの日から見て今年)になると聞いてかなり拍子抜けであった。
 東芝の太陽光発電システムの金額は、工事費とパナソニックスマートHEMSを含め、5,783,200円である。インターネットでリーズナブルな業者を徹底的に探して相ミツした結果、私が選んだのは港区の「スター電器株式会社」さん。値引き後の金額は2,337,600円であった。補助金が自治体や国からもらえるため、最終的な実質負担額は1,262,800円である。
 ここで、じつはサンテックの6kWシステムと直前まで悩んだ経緯を紹介しよう。サンテックパワージャパンはもっともコストパフォーマンスが高い。ただ、本家のサンテックは中国の企業で、昨年、サンテックは経営難からNY証券取引所への上場廃止を勧告?されたかなんだか、あまりいい感じがしなかった。私は、世界シェアもトップクラスで、しかも値段も大幅安のサンテックしか眼中になかった。しかし、25年保証をうたうメーカーの経営が、一方では危ないとされるとなると、ちょっと恐ろしくなった。これはあくまで、私の個人的な見立てであり、サンテックが本当につぶれるかどうかは、まったく分からない。
 サンテックをやめたあと、じゃあ残りはどこかとなるが、コストパフォーマンスからいって東芝とした。ちなみに東芝は東芝で、パネル自体はアメリカのメーカーのものを使用している。パネルの性能は日進月歩なので、あとで買えば買うほどお得といえる。しかし補助金や買い取り価格については、今後の見通しは悲観的とされているため、ここで決断した。
 パワコンとかも当然、東芝製になる。パワコンというのは、太陽光を家庭で使える電流に変換する、システムのキモになる装置で、定価ベースでひとつ20~30万くらいする。こうしたものも壊れたら、イヤだから、日本企業のものを選ぶことにした。あくまで私がそう思って勝手に決めたことであり、いかなるメーカーや電気店をも、このブログで保証したり推奨するものではないことは、いうまでもない。
 通常、太陽光システムは、メーカー保証と施工保証が付いている。メーカー保証は東芝が、施工保証は今回の場合スター電器さんが受け持つ。従って、この保証の主体となる企業の与信状況は、慎重に見極めなければならない。
 私の思い込みかもしれないが、そこら辺の地場の工務店や電気屋は与信状況において難がありそうだ。もちろん値段も高い可能性のほうが大きい。また、家電量販店はネット専業にくらべて割高になる。ネット専業の専門の太陽光業者から、いかに高与信の者を見抜くかが、消費者ひとりひとりに厳しく問われている。

太陽光発電導入記前編 瓦屋根の葺き替えと屋根断熱


 昨年2012年秋のこと。屋根がたまたま南に向いたキリツマだったので、太陽光を載せるのにちょうどいいと思い、太陽光発電を導入することにした。余剰電力も売電価格(1kW22円)の倍近く(1kW42円)で買い取ってもらえるという。
 工務店(府中市のリフォームコジマさん)に相談したところ、瓦屋根は重いため、さらに太陽光パネルを載せるとなると耐震面でリスクが増すという。当家は約20年前に建造した在来工法の木造一戸建てで、屋根は普通の瓦。1階を8年前にリフォームしたときに、一部の柱を抜いたりしているので、この際屋根も軽くしようと決めた。
 太陽光パネルをうちの屋根に取り付けるには、屋根の構造を次のようにする必要がある。
 上から、
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スレート瓦

防水シート

野地板(12ミリ厚合板、板と板のあいだにすきまが空いていないこと)

(通気)垂木(45ミリ角以上)ピッチ450ミリ以内

断熱材(スタイロフォーム、厚さ4センチくらい)

防水シート

既存の屋根の野地板(昔の野地板なので、幅20センチくらいで、板と板に数ミリのすきまが空いている)

既存の垂木

小屋裏
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 従来、既存の屋根の野地板より上は防水シート、そして瓦だったが瓦を除去し、新しく断熱層とスレート瓦で葺くことになった。
 その費用は約260万円。工期は2週間ということで、昨年12月に実施した。工事後、断熱材の効果があったのか、二階の廊下は従来ほど冷えなくなった。夏はもっと効果があるということなので、楽しみだ。
 太陽光パネルを取り付ける屋根が、メーカーのほうで不適合とされた場合、メーカー保証が下りない。また、仮に取り付けたとしても、雨漏りリスクが高まるので、いくら電気代が安く済んでも、雨漏りの補修など思わぬ出費を招くことになる。
 屋根ができあがったので、いよいよ、27枚の太陽光モジュールを載せる工程に進む。

2013年1月21日月曜日

アベノミクス大批判

将来世代へのツケ回しである国債を発行して、公共事業をやるという。期待感から相場は好転している。

こういうことだと日本は相変わらず何も変わらないまま、ズルズルとダメダメな国になる一方だと思う。

現役世代の大量退出が始まっているが、それを補うのに好適とされる女性の就労促進策は皆無。エネルギー問題は先送り。年金や社会福祉も何も聞こえてこない。特養入所待ちの年寄りは何十万人もいるわ。子供の待機児童も何万人もいる。消費税増のなかで、食料品など生活必需品への軽減税率もどうなっちゃったんだろう。

本当は、安倍政権になって、まあまあいいかなって思えることもあったりする(ここでは書かないが)。でも、例えば時代遅れの経済学者(浜田の爺さん)を起用して賞味期限切れの経済政策をしてみたりとか、ほかの学者や論者の批判を聞いていると、薄ら寒くなってくる。

彼は、二度目だ。二度も首相を出来る人というのもそう多くない。いくらアホでも、二度目ともなれば、多少はいいんじゃないかと期待したい。

特に、給料が上がるのか、というのが問題だ。いくらインフレにしたところで、サラリーマンの給料が上がらないんだったらとんでもない話だ。そして、このグローバル化の進展した世界の中の日本で、これ以上人件費が上がっても、企業ってやっていけるんだろうか? 大丈夫なんだろうか?

大丈夫なわけがないと思う。扶養控除とか廃止されて、石油やガソリンが値上げされて。そういうのはどんどん、あっという間に進んでいく。


2013年1月20日日曜日

高機能自閉症児童との暮らし

「環境ホルモンの影響」のせいだかなんだか知らないが、生まれた我が子が高機能自閉症だった。

高機能という言葉が示すとおり、いわゆるハンディキャップをもって日常生活にサポートが必要な常況というのはない。

しかし、あらゆる場面で普通と異なる言動に苛まされるのが高機能自閉症の子供の世話だ。

心療内科医は本人の自尊感情が健やかに育まれるよう、親は決して本人を傷つけてはならないと「説明」。しかし、毎日毎日、いい意味でユニークな、悪い意味で短絡的で人の気持ちをまったく顧みない、アスペルガーの人特有の言動の数々と向き合うのは並大抵のことではない。

数年前にアスペルガーの子供を公園かどっかで殺害した母親のことがニュースになった。また、数々の児童虐待が報じられるたびに、他人ごとではないと暗い気持ちになる。子供に向かう暴力(言葉の暴力も含む)をこらえるのは、もっぱら自分のたよりない理性と自制心しかない。子供がアスペルガーだったり、もうどうしようもない場合。親がふとした拍子に我慢できなくなり、我が子供を手にかけてしまうのは、分からないでもないのである。

しかし、そうなれば犯罪だ。子供のためにならないばかりか、自分の人生も棒に振ってしまう。だから、アスペルガーの子供にどんなに困らされても、ひたすら耐え忍ぶしかない。それだけだ。この忍耐の原因は、「環境ホルモン」とかいうまったく分けのわからないこと。学者が知った顔でそんなこといったって、この私の問題にはなんの解決にもならない。私の忍耐が終わることはない。

ところで私の、この忍耐の行く末は何だろう? 厳しさを増す就労環境で、ちょっと変なアスペルガー症候群の人の就職は難しいだろう。施設に入れようにも、もっと重篤な疾患のひとでいっぱいで、「高機能」は断られる。自分で一生面倒を見ないといけないだろう。

アスペルガー症候群の人の中には、たぐいまれな脳力をもって活躍できることもあるとか言われているが、娘にそうしたとくべつな脳力は今のところまだ見つかっていない(涙)。たまに、図画工作で書く絵や造作が選ばれて展示される程度のことである。

本当に先のない、辛い、悪夢のような暮らし、アスペルガー症候群の娘との暮らしがこの先ずっと続いていく。

この理不尽で耐え難い不条理を、なんとかやりくりできているのは、世話をほかの家族とのシフト制にしているからだ。子どもと接する時間を決めて、それ以外は世話のことは忘れてストレスを解消したり、仕事したり休憩したりすればよい。同居の祖母や妻が、その間の世話を担当する。

あともう一点、アスペルガーの人の不定愁訴や不規則発言が多く出るのは、本人のストレスが高まっているとき、とりわけ、睡眠不足の時は酷い。したがって、単に夜、早く寝るよう促すことで、次の日だいたいの問題は解決されたりする。これはコツとして忘れてはいけない。

場合によっては、テレビやゲームが娘の相手をしていることもある。昨日の投稿を読めばわかると思うが、このような時間は酷い自己嫌悪に後で襲われる。

2013年1月19日土曜日

臨床心理士竹江孝さんの講演、要旨

きょうは娘が通う小金井第三小学校で、臨床心理士の竹江孝さんの講演「子供が危ない」があった。要旨。

  • 環境ホルモンと初産年齢上昇のために発達障害が増えている
  • テレビやゲーム漬けで国民が痴呆化
  • 携帯メール30分やると脳波がおかしくなってその日は戻らない
  • 睡眠時間が少なければ少ないほど、国語算数の成績は下がる
  • 親子の会話や「ありがとう」の言葉で、なるべく子どもと対話する
  • 出生から小学校6年までは母親がベタで養育するのがよい
  • 不登校は夜更かしが原因で、ゲーム中毒など認知行動療法での治療が有効
感想。マスコミの報道や教育論をちょっと調べればいくらでも転がってる、おなじみで、陳腐な「ネタ」ばかり。知らないことは何もなかった。しかも、女が育てないと、思いやりに欠ける子供になる的なこと言って、古臭い。途中で、ただでさえ少ない聴衆(保護者)が、どんどん退席していったのは道理だ。

成績が悪い原因を、テレビ視聴時間や睡眠不足、朝食摂取習慣、ゲームやりすぎといった個別の事象に求めている。私が思うに、結局生まれた子供の家に本が何冊あったかとか、教育程度の高い親、金がある親だったかどうかが成績に最も影響する。生まれた家柄が悪ければ、成績も振るわない。こうした事象は、結果的には、家柄が良ければ大して影響を受けないで済むから成績も良いだろうが、家柄が悪ければもろに影響を受けて成績も下がるだろう。

つまり、ある成績の悪い子供がいるとする。その子供はもちろん、家に本は一冊もなく、親は離婚か、共働きで不在がち。暇だからゲームばかりするようになっている。そういう子供に対して、上記のようにいろいろなネガティブな事象を取り除く(この場合、ゲームをやめさせる)だけで、成績は上がるのか? 不在がちな親が満たしてくれない愛情を、紛らわすためのよすがになっていたテレビやゲームを取り上げるだけで、成績は上がるのか? 上がるはずがない。

だから、上述したような教育にネガティブな事象をあれこれ挙げて、やれ寝ないとバカになる、テレビ見過ぎはバカになるといったところで、実際のところ、そうではなくて済んでいるまあまあ豊かな家庭の親の現状追認を助けるだけで、問題の本質的な解決にはならないだろう。

もしも、問題を解決したければ、文部省と厚生労働省に気が遠くなるほどの予算を天高盛して、徹底的にマンパワーを充実させないとダメだろう。

で、今日のこの講演をセットしたのは誰かっていうと、公立学校の先生つまり、地方公務員だ。その公務員は、文部省と厚生労働省にたくさんの予算がついたほうが、嬉しい。

おや? 限られた国民の税金のパイの奪い合い?

娘は、臨床心理士にして、公務員にしよう(竹江さんは警視庁に務めていた)。なんだか幸せそうだったぞ。竹江さんは。

2013年1月17日木曜日

座り病

最近ブログメディア等で、話題になっていることがある。それは「座り病」。

オフィスワークや、テレビ、ネットを観るために椅子に腰掛けて長時間過ごせば過ごすほど、その分寿命縮むということがわかってきたらしい。

座り続けることで引き起こされる様々な体の異常を総称して座り病という。エコノミー症候群もその一つに数えられる。

このブログで私は、たびたび、男尊女卑の象徴、狡猾な企業が女性に押し付けたアンペイドワーク、無給の再生産労働として、もっぱら家庭内で女性が担わされる家事育児を批判してきた。

なぜこうまで批判するかというと、我が家では家事のうち、一番きつい毎日の皿洗い、片づけ、ゴミ出し、消耗品の購入、食料品の調達、清掃を私がやっているから。

保守的な読者はこう思うだろう。なぜ(男の)私がやるかって? 惚れた女にそんなコトさせられない、といえばかっこいいが本当はもっと、ひねくれた理由がある。人がやらないようなことをやればいつかいい事があるんじゃないかってくらいか。あとは家族内で家事をやることで、一定の承認欲求は満たされる。しかーし!最大の理由は、妻のほうが稼ぐから(汗)だったりする。

このように理由はどうあれ、ヤダヤダ、おかしい、と批判してきた家事労働だが、座って一日会社で過ごすよりも健康によいことが前述のとおり明らかになった。家事は、座ってはできない。しゃがんだり、歩いたり、運んだり、細かくひたすら動かないとできない。これが多分、エクササイズのような効能を体にもたらしているに違いない。

有酸素運動ではないものの、家事は、じっと座っていることを許さない。椅子から私を引きずり下ろすだけでも、家事の優れた側面ということができそうだ。座り病の弊害は、ちょっとやそっとの有酸素運動では解消されないというから驚く。だから、アメリカのシリコンバレーなどでは最近一部のIT企業がスタンディングデスク(立って仕事をする机。肘の角度は立った状態で90度に調整される)が流行っている。

私も昔はサラリーマンをしていた。その頃は、家事はもっぱら妻が担っていて、私は座って電車に乗って、会社についたらほとんど座って過ごした。その結果、体調は見事におかしくなったことを思い出す。尿管結石。頻繁に風邪をひく。中性脂肪が増える。便秘。

会社をやめて家事をするようになって(ついでに毎晩、プレーンヨーグルトを食べることも忘れない)、これらの不調は気がつけば一掃されていた。

健康に生きるためには、ぶつくさ言いながらもこの嫌な家事をし続けることが大事。こうなるとやっぱり、人生は修行のようなもの?

私も2つある仕事机(仕事の内容によって使い分けている)の一つをスタンディングデスクにすることにした。

さて、座ってるより家事した方がいいからといって、家事の男尊女卑性、企業のご都合主義、女性抑圧的側面が解消されたわけではない。これからも家事労働に光を当て、こうした問題点を指摘し続ける作業は怠らない。ただし、立って書こう。

2013年1月14日月曜日

取手市のどんと焼きとインドのストリートチルドレン

頭のなかがグルグルしてきて、メルトダウンを起こし、脳の蓋を開けてみたら私はすっかり原発推進派になってしまった。

これまでこのブログは、放射能のゴミを捨てる場所もないし、活断層の上や津波がきそうなところで原発運転するのは間違っていると言い続けてきた。もちろんそれは今でも言いたい。しかし、だからといって、これまでの私や、社民党、日本未来の党、共産党がいうように、日本が原発を一切やめるのはまずいという気持ちである。

なぜなら、日本以外のもっとやばい国、例えばイランや北朝鮮、中国、インド、旧ソ連の東欧の貧しい国々の治安と世界の平和のために、もはや人類には原発というカード以外に(少なくとも今のところは)ないのではないか、と思えるからだ。

太陽光とか、地熱といった自然エネルギーで、全部エネルギー消費を賄えればもちろん問題ない。政府与党も言っているように、今すぐとか、数年先ではなく、十年、二十年後には、原発は無くす方向というのがよいだろう。まあ国内では。

日本は太陽も水も地熱も豊富だし、幸い人口が減っていくから、原発なんてバンバンやらなくてもいいんだ。恵まれた自然エネルギーで自分たちは安全に暮らして、原発含め色々なエネルギーの技術を海外の貧しい、ヤバい国に輸出することが重要だ。

チダイズムの昨日、今日、明日の投稿は、ホットスポットが多いことで知られる取手市で、これまた放射能をたくさん帯びている針葉樹でできた門松を燃やして、その火で老若男女が餅を焼いて食べるお祭り「どんと焼き」のリポートが抱腹絶倒に面白い。

祭りには、マスクもせずに、どんどん燃やしている煙を子供とかも平気ですっているし、どのくらい放射能が含まれているかも不明な炎で餅を焼いてたべているのである。

後日チダイズムが測定したところによればこの餅には健康被害を引き起こすような放射能は含まれていないことが分かった。

この事のポイントは、放射能のことを気にしていたら生活なんかできないとばかりにどんどん餅を焼いて食べる取手市民と、そういう連中がいると呆れて物が言えないブロガーというふたつの視点が今の日本に平和に存在しているということだ。

こういう感じの治安維持、平和な自治、そして言論の自由があって、いまの日本て素晴らしいと思う。

これが、例えば北朝鮮や中国、イランだったらどうか。言論の自由なんてないから、どんな大惨事が起きようとしみんは一方的に被曝を受け入れるほか無い。最悪だ。

また、インドなど貧しい国々に暮らす人から見れば、たしかに日本には多少の放射能は降っているが、子供が売り飛ばされて、目を潰され手足を切り落とされて物乞いにさせられたり、普通のカップルがバスに乗っただけでほかの客や運転手から暴行を受けて死んだりはしない。

つまり、衣食(と言論の自由)足りて礼節を知る、という言葉がある。日本は衣食が足りていて、はじめて、まあ放射能も気にすることが出来る。ところが他の貧しい多くの国では、衣食が足りていないから、まずはそこから。で、石油エネルギーとかは高いし、先進国が持って行ってしまうから、しょうがないから古い原発でもまわすしかない。そうやって電気を起こさないと、飢えや寒さで暴動が起こって内戦にでもなったりした日には。。。シリア?

もしここで、日本とかドイツ、フランスのような先進国が、知ーらない、放射能危ないから原発だめだよっていうだけでいいはずがない。そうしたら連中は北朝鮮とかロシアとかが売る、古くて余計危ないやばい原発を作って動かして事故を起こし、地球の何割かが飯舘村みたいに立入禁止になることだってありうる。

先に原発を安全に使う技術を持っているんだから、それに今回、津波と地震というありがたいストレステストもやったし、どんと焼きもできた(民主主義)んだから、日本は原発についてのあらゆる経験を世界に広く輸出していくことが重要だ。

核のゴミはフィンランドのオンカラみたいに10万年計画で地中奥深くに埋めてしまえばよい。

※地球規模のエネルギー問題については辻元氏のゼロサム社会の行方を参考にしてください。今日は雪が降っているけど、石油ストーブ、電気エアコンフル回転なわけです。もしこれが止まってたら死ぬという話で、途上国では普通にそういう状況がある。今すぐ原発ゼロを叫ぶだけの左派やリベラルの人々は、だいたい豊かな退職世代が多いだろう。自分の家の電気はいつだって点いているから、そういうのがない国の状況や世界のエネルギー資源の先行きはさほど、気にしなくてすんでる。

人類を洞窟の前のたき火から進化させた頭脳

ネタ元がTEDで重なって恐縮だが、これもTEDから。
私の娘のうちのひとりは自閉症(高機能自閉症、アスペルガー症候群)である。近所の心療内科で、たしか3歳とかそのくらいで診断された。

いまは小学校3年だが、私がひもといてきた多数の自閉症関連の書籍が示すとおりのいろいろな愉快・不愉快な育児体験をさせてもらっている。

さて、私のミッションはこの娘を、社会にとって少しでも役に立つような貢献が出来るように育てることである。最も重要なこととして彼女の自尊心を傷つけたりすることのないよう、日々忍耐の連続である。

たまにこんな動画を見て、「布団がメチャクチャになる、キーッ」という絶叫とともに起床する娘との1日に備える。

2013年1月7日月曜日

豊かさの秘訣は分業

TEDで見た話。

スピーカーがスライドで、50万年前の人類が使っていた、石を削って作った手斧と、最近ではありふれたPCマウス(USB接続の光学インターフェース機器、プッ)を示していう。

「手斧は、使う人が自分で作った。作り方も全部知っている。一方マウスは、使う人は、どう作るのか、いかに作られたのか、誰が作ったのかは一切知らない」

たしかにそうだ。もし一からマウスを作ろうと思ったら、材料のチップ(レアメタル)や、プラスチックの原料となる鉱物資源まで全部自分で掘り出して調達し、加工し、金型も作ってと気が遠くなるプロセスを経なければならない。

でも、いまでは数百円で、近所の家電量販店でマウスを買ってきて使えばよい。誰かが掘り出した鉱物資源を、誰かが精製して、誰かが運んで、誰かがマウスのデザインをし、誰かが基盤回路を設計し、誰かが金型を作って、誰かがチップを作って、誰かが組み立てて、誰かがパッケージングして、誰かがまた運んで、誰かが検品して棚に並べ、誰かが店に並べて、誰かがレジで私に売ってくれる。何千、何万の人がこのマウスを分業で作って販売している。

家電量販店は車で10分。鉱物資源の採掘から全部私が自分でやるのに比べると、分業のおかげでだいぶ時間が余るようだ。余った時間をどうしようか。自由に使える! この自由こそ、豊かさなんだスピーカーはいう。

は~人類は進化して、文明が進展して、こういうふうに複雑で幾多のプロセスを経なければできないものも、破格の安さでそこら辺で手に入るんだ。あっという間に。

じゃあ、そのおかげで余った豊かさ、時間の余剰を、今度は何に使えばいいんだろうか?

マジ、なんだろう。それって。

嫌な予感がしてきた。その余剰時間で、手斧を削ったりするのに比べて比較にならないほどストレスを感じながら、頭をフル回転させて、なにか生産的なことをしないといけない感じがするのは私だけだろうか? 分業に不可欠な協力や人との交流からたちまち脱落するであろう、私や私の次女みたいなアスペルガー気味の人は、マウスではなく削る手斧を見つけられるのだろうか?

手斧を一つ一つ削るような営みって、マウスが10分で数百円で手に入るこの時代にあっても、絶対になくしちゃいけない。それは、もしかすると哲学が引き受ける領域なのではなかろうか? またはDIYとか。

分業についてポジティブに評価しようと書き始めた投稿だったが、はからずも、太古の祖先との共通点に思いを馳せて癒されるやさしい風合いの記事となった。

2013年1月5日土曜日

犯罪防止の処方箋は中絶

『ヤバい経済学』を読んで書いてあったことのうち最も私の心を打ったのは、アメリカの犯罪が90年台に突然減少を始めた理由である。

理由のうち、警察の取組みやら刑務所への収容人数やら、細かな要因はいくつかあった。しかし、最大の理由は次のようなことである。

1970年代に人工妊娠中絶が全米で合法化された。その結果、貧困層やマイノリティーの女性たちは望まない妊娠を途中でキャンセルするようになる。成人したときに犯罪を起こすであろう子供が、この世に誕生することは劇的に減少した。90年代の犯罪率の減少はまさしくデータがそのことを裏付けている。

私はこれを読んで、まったくあまりにもあけすけな現実に驚きを禁じ得なかった。子供が4人もいるので、周囲の子供の様子について色々と情報は入ってくる。それに、実際子どもと付き合いのある他人の子供を観察する機会にも恵まれている。

ピンカーの研究を紐解くまでもなく、知的・財産的に恵まれない家庭に育った子供は、ほどんど何をやっても無駄な場合が多い。多数の教育関連書籍、ドリル、自己啓発本、公文(!)、セミナーやカウンセリング、セラピー、そういうことは、相対的貧困家庭における子供の学習サポートに短期的には効果が上がることがわかっている。

しかし、そうした子供を成人するまで、支援し続けることは不可能である。勉強しない子供に勉強させるには、ほとんど24時間一緒に寝食をともにし、常にフォローしていないといけない。そうしたコストを親以外、つまり政府や公共部門が負担することに成功しているのは、消費税や所得税が日本と比べ物にならないほど高い北欧やヨーロッパの幾つかの国だけにすぎない。例えば、オランダ、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンといった、高福祉のおなじみの国々だ。

犯罪を減らすには犯罪者を産まない、産ませないというのが最大の解決策ということである。

人口妊娠中絶-犯罪率の謎
──1973年合法化と1990年代の犯罪発生率低下との驚くべき関連──

カレン・ブランドン(トリビュン、スタッフライター)

『シカゴトリビューン』1999年8月8日(日)

訳:宮里艶子

 犯罪率低下の原因を研究しているアメリカの2人の学者が、過去10年間の社会問題の一つに対し,挑発的研究結果をまとめた:70年代前半に法律公認化された中絶が90年代に入り数多くの犯罪低下を生じさせたようだと言う。両学者の研究内容は、すでに経済学者及び刑法専門家の間に流通された。(もし生きていれば)犯罪を犯す時期のもっとも多い若い年代層が――10代の母に産まれるはずであろういらない子供達、貧しいマイノリテイー女性――20年前に過度な率で(人工)中絶された。
 シカゴ大学経済学者のステイーブン・レヴィッツ、及びスタンフォード法科大学教授のジョン・ドノヒュー三世、が纏めたところによると、1991年から1997年間のアメリカ全体の犯罪のおおよそ半分が合法中絶に帰結するだろうと述べる。
 合法中絶は,「母になるだろう女性たちは,冷酷な社会の中で生きていかなければならないその状態から避けさせる機会を,自分達の子供達に与えた。(人工)中絶された子供達は,(もしも生きていれば)母親の愛情は受けずに、厳しい貧困の中で、冷酷な社会の中で生きていかなければならないのである」という調査結果を立証するとレヴィッツは言う。
 トリビューンの受け取ったこの論文報告、「合法化中絶及び犯罪」は、学界にはまだ出版提出はされてない。この調査はハーバード大学、シカゴ大学及びスタンフォーダ大学の3大学で学術ワークショップ科目での研究実施結果がもととなっている。
 両学者は,この調査結果は中絶支持を制定するのではないと強調し、研究は犯罪低下の決め手となった影響力が何であるのかと、原因追求の動機づきから始まったのである。それよりも,犯罪低下の理由の研究が、犯罪低下などと不当功績名な効果的でないプログラムや方法に公共浪費をするのは望ましくないと思うと,言う。
 調査結果は(人工)中絶が社会効果に有益であると提案している、またはある特定のグループの(人工)中絶を促していると攻撃されるかもしれない声、そのような反対の声があるのは認めるが,両学者は,この調査結果を自分達の信ずる考えとして主張するわけではないと,はっきり言いきる。
 レヴィッツは彼の研究結果は、「誰も気にいってくれる者はいないだろう」という可能性も自認する。
 しかしながら、「真実を嫌がる者がいるからと、真実を隠すことは、私たち経済学者や科学者のすることではない。ただ自分は、社会政策が(我々に)どのような影響を与えるかということを知ることは、大切だと思う」と続けて述べる。
 このレポートを読んだ一人、カリフォルニア大学の経済/法学部、リチャード・アーラン学者は「以外な結果の説得力あるケース」と言う。
 第7シカゴ地方裁判所、リチャード・ポズナー裁判長官は、「ひときわ目立つ、今までにない、厳しいそして説得力のあるーー決定的ではないがーー常識的ポイントである,いらない子供達はより良き市民にはなれないという論証である」と言う。
 ヴァージニア大学の法学部、法律学者のジョン・モナハンも、これまでに例にない挑発的な学術調査であるという。
 「彼らの論文はあまりにも挑発的、独創的なので、始めは読んでいてめんくらってしまった」そして,「調査結果の説明の後、それにしても、途中で政治的ほのめかしの方向へ変え,読み進んでいくのに気がつき,さらにプローチョイスをくやしがらせるのか,それともプロライフ側の論争なのか、いくぶん転倒するところがあった」とつけ加えた。
 45頁にわたる彼らの分析は、次の詳細にある:
 1990年代の犯罪低下は時期的に,1973年の出来事を目印とするRoe vs. Wade(ロー対ウエイド)に対する連邦最高裁判判決、アメリカ全州にゆきわたる合法中絶が実施開始された頃の20年前と一致する。故に、もしも中絶が実施されなければ犯罪年代の絶頂に達していたであろう、おおよそ18歳から24歳の子供達がこの時代に生きていたであろう。
 最高裁判判決3年前から合法中絶を実施していた五つの州では、他の州が犯罪低下を経験する以前から暴行罪、殺人罪等の犯罪低下状況は経験している。
 1970年代中絶率が高かった州は、犯罪の影響力でもある,収入、人種構成、投獄レベルなどの面でも1990年代には著しい変化を見せた。
 Roe vs. Wade (ロー対ワーデ)に続き、始め3年間中絶率の高かった州またはマルチ州(multi-state)地域は後に著しい犯罪低下状況を展開した。
 伴って中絶率の低い州に比べ、中絶率の高い州の犯罪が15%低下した。調査した年で,更に,両氏は,10%毎中絶が増加する州では年1%の犯罪が低下していることがわかった。
 (人工)中絶が犯罪発生件数の高絶頂の若い年代層の男子低出生に結びつき,犯罪低下調査で予期してなかった以外な要因が現われた。
 (人工)中絶を選択した女性達は,若い年代に集中し,犯罪を犯す割合の高い子供を産む女性達である,と両学者は研究調査を纏める。女性たちは10代の女性達で、マイノリテイー、及び貧しい――いわば他の全女性人口と比較し,中絶率の高いグループに属する女性達である。
 「出生を送らせた女性たち(中絶という形で)は引き続き,子供を多く産む傾向にあるし、合法中絶はまだ犯罪低下に影響を与えている」と両学者は言う。「このことは、中絶を行う女性が単に犯罪低下に結びつくという事を言っているのではない。。。、女性たちは犯罪性低下のタイミングを出生により選択できる,ということを言っているのである。」
 これに関連させて、論文は国の公認を必要とするヨーロッパ諸国で実施された長期にわたる女性の研究にも触れている。
 西ヨーロッパおよびスカンジナヴィアでの調査では、(人工)中絶依頼を拒絶された母親に産まれた子供達は、収入、年齢、教育及び健康などのほかの要因影響をみても、かなりの子供達が犯罪を犯すか、貧困生活状態に陥るかがわかった。殆どの女性が子供達をアダプションには出さずに自分で子供を育てた、しかしいらない子供達を産んだことに後悔している女性も少なくないではない。他の女性達に比べ、いらない子供を産んだ女性達は,子供を養育したり、抱いたり、母乳を与えたりすることは少ない。
 「この文献はいらない子供達はかなり不釣り合いで犯罪行動に入ることを強く立証する」とドナヒューとレヴィッツは語る。
 中絶と犯罪の関連性を何年も前から考えるようになったのは、あまりにも高い中絶率に転倒したからだと両学者は言う。
 約1/4の妊娠がアメリカでは(人工)中絶に繋がる、工産業国家の中ではかなりの高い率であると、ニューヨークにある生殖問題及び女性による生殖選択宣言の問題研究をしている組織のアラン・ガットマックナー氏は言う。
 3人のうち1人の割合の(人工)中絶最高を記録した1980年以来、この20年間,(人工)中絶は低下し最低の現在まで至る。それは10代年層の女性の故意の妊娠率が減少した理由にもあり、特に10代年層の女性による避妊薬使用にもよると、グットマクナー研究所の最新調査は指摘する。
 (人工)中絶が合意された1973年以来、3千4百万件以上の合意中絶が実施された、その中の1千8百万件が1070年代に実施されている。1996年には、最新統計で得た情報によれば、1千3百7十万件の合意中絶が実施されたという。
 「中絶が出生にあまりにも大きく関連していることにびっくりした、」と言い,ドナヒューは続ける。「これ程にも数字が大きいということは、何か大きな原因や影響がある筈だと思った。」
 グットマクナー研究所によると、あるグループの女性達の中絶は,全女性出産適齢期人口の約二倍にある。その一定の女性達とは25歳以下の、別居した、結婚経歴無しの、貧しく、そしてマイノリテイーの女性達ことのである。
 全(人工)中絶の60%は白人女性が占めているものの、黒人とヒスパニック(ラテンアメリカ系)女性の中絶率はそれ以上に高い。黒人女性は白人女性に比べ3倍、そしてヒスパニック女性は2倍中絶を経験する傾向にあることが、研究所の調査で分かった。
 ドナヒューはこの類をあまり重要視はしない。「この問題は人種の話ではないと思う。恵まれない状況の下で生まれた人達の,人種問題以外のもっと他の、ほったらかし、虐待、犯罪心を刺激するなにか,付きまとう怒り等、多々の要因があると思う。」
 研究所のアンケートによると、妊娠の約半分が予期せぬことであり、そしてその半分が中絶に終わる。研究所のアンケートは女性に対し、少なくとも三つの中絶選択理由を差し出した:アンケートに参加した2/3の女性が子供を持つということが仕事と干渉する、学校または他に責任を有することがある:2/3の女性は子供を育てる余裕がない:半分が母子家庭には入りたくない、または,夫または自分の相手と問題を起こしたくないと答えた。
 「いらない子供であるということと,生活に問題があるということの,相関的な考えは別に驚くような新しい発見でもない、」とグットマクナー公共政策部/副所長コーリー・リチャードは言う。
 にもかかわらず、縦横に批評する前に、この論文の調査をもう少し見直したいと彼は言い、そして、「この問題は中絶自体の問題だけではない。この調査から生じる論争は、強制なしの、女性が産みたくなくて産まないという論争である。そのことは女性だけではなく、子供、そして社会の為にも良くないことであるということを」指摘している。
 1990年代の「犯罪」不況と呼ばれる急速な犯罪低下は、これまでに激しく討論されてきた。可能性の高い「犯罪」不況原因として、監獄の使用が増加したこと、警察官が増えたこと、取り締まり作戦が改良されたこと、クラック・コカイン売買が減少したこと、健康な社会経済向上,更に警備員及び警報装置の使用が増加したことなどがあがる。
 「なんと大きな,謎につつまれた,難題だろうか?」ピッツバーグにあるカーネーギーメロン大学で犯罪学を研究する、ダニエル・ネギン公共政策学教授は言う。「他に納得のいく犯罪の低下の原因は聞いたことがない。」
 犯罪定理は、社会における貧困度合いまたは育児方法など、急速に変わらない要因に焦点を置く傾向にある。そのような説明は急激に変わる状態を説明するにはあまり好ましい調査方法ではない。
 カーネーギー・メロン大学のネギン学者とナショナル暴力研究団体デイレクターのアルフレッド・ブルムスタイン-氏はこの新しい研究分野の学者達はりっぱだ。「真剣でなければ,こういうことはやっていけることではない、」という。
 バージニア大学の法学部、モナハン学者は、この研究結果は感動的だという。、何故かというと、科学的な研究と(人工)中絶の価値観を離して論争が成されてある。「ドナヒューとリヴィッツは中絶について何ら言っているのではない」そして,「彼らは単に犯罪率に関係があったかどうかが知りたかったことだけのことだ。彼らの研究は目新しく、そしてその研究の中から,彼らは非常に印象的な新しい研究を産んでいる。」
 この課題の研究は、犯罪率低下の影響は色々で,場所によっても異なるので難しいとは思う。
 ドナヒューとレヴィッツはこの研究の結果がどちらかといえば推測的であることは認知する。「科学者達の要求する,関連性のある,一定の確実度を立証するのも困難なことであろう。」
 それにしても,「皆さんが私達の課題を真剣になってくれる程の十分な証拠は集積したとは思う,」と続ける。
 ワシントンDCにあるNational Right to life Committeeのデイレクター,デイヴィド・オステイーンは,論文を,一風変わった論文だと呼ぶ。
 「70年代に,産まれてもない子供たちを抹殺したことが,90年代で万引きを減少させたというのかね?」そして,「彼らの言う,産まれてもない子供殺しが,彼らのいう,何とかに影響するなどという説明を,社会の人口のかなりの,ナンパーセントかの人間が信ずるとは,自分にとってはまず考えられないことだ」との反論の声もある。
 The National Abortion Leagueの代表者(スポークスマン)は団体のメンバーの誰かが論文を学習するまではと,論文に対しての意見感想を断った。

 真相の手がかりは,いらない子供達にあった

 調査結果は,中絶支持を制定すのではないと2人の学者は強調する。
 犯罪低下の決め手となった影響力が何であるのかと,原因追求の動機づきから始まった。

    レヴイッツの写真 ドナヒューの写真
           (略)
   テリー・ハリス撮影 ジョージ・ニキテイン撮影

 「人の嫌がる研究課題かも知れない」とシカゴ大学の研究の動機づけはアメリカの中絶率にあったとステイーヴン・レヴィッツは言う。 リヴィッツ共著者,スタンフォード大学のジョン・ドナヒューは言う。
 「我々,皆が問題すべきことだと思う」とヴァジニア大学の法学教授ジョン・モナハンは言う。
 「まだ他に,恵まれない状況の下に産まれたきた人達を語る何かがある,」スタンフォード大学のジョン・ドナヒューは言う。

犯罪率の低下追跡

 スタンフォード大学のジョン・ドナヒュー三世とシカゴ大学のステイヴィン・レヴィッツ両教授は,45頁にわたる文書で1990年代の直実な犯罪率の低下状況を70年代始めの合法中絶に関連させた。1973年のロー対ワーデイの判決(Roe vs. Wade decision)以降,“貧しく,厳しい,そして愛情のない人生を送らせないために,”多くの女性が人工中絶を決定した。その結果として,ドナヒューとリヴィッツは,不均衡の‘発生するであろう’犯罪が発生しなかったと語る。

2013年1月3日木曜日

ダメ出しだけで盛り上がる

団塊ジュニア世代以降の、文化人気取りでマスコミに出るようになった半分素人の准教授らが、ドヤ顔で互いを賛美し合う微妙な空気の番組、NHKニッポンのジレンマ。

一応私もギリギリ連中と同じ世代なわけだが、一番ピンときたのは日本の民主主義について誰かが言っていた次の言葉。

ダメ出しでは盛り上がるけれど、ポジ出しでは盛り上がらない
まったくたしかに。そして彼は理由として、日本の民主主義をになっているのは、江戸時代ら変わらない。それは、幕府にダメ出しをしてきた百姓一揆の百姓たち。今だってあるいみそうかも。民主党がダメとなったらもう投票にすら行かない。ポジ出しどころか、政治参加すら投げ出してしまう。