臨床心理士竹江孝さんの講演、要旨

きょうは娘が通う小金井第三小学校で、臨床心理士の竹江孝さんの講演「子供が危ない」があった。要旨。

  • 環境ホルモンと初産年齢上昇のために発達障害が増えている
  • テレビやゲーム漬けで国民が痴呆化
  • 携帯メール30分やると脳波がおかしくなってその日は戻らない
  • 睡眠時間が少なければ少ないほど、国語算数の成績は下がる
  • 親子の会話や「ありがとう」の言葉で、なるべく子どもと対話する
  • 出生から小学校6年までは母親がベタで養育するのがよい
  • 不登校は夜更かしが原因で、ゲーム中毒など認知行動療法での治療が有効
感想。マスコミの報道や教育論をちょっと調べればいくらでも転がってる、おなじみで、陳腐な「ネタ」ばかり。知らないことは何もなかった。しかも、女が育てないと、思いやりに欠ける子供になる的なこと言って、古臭い。途中で、ただでさえ少ない聴衆(保護者)が、どんどん退席していったのは道理だ。

成績が悪い原因を、テレビ視聴時間や睡眠不足、朝食摂取習慣、ゲームやりすぎといった個別の事象に求めている。私が思うに、結局生まれた子供の家に本が何冊あったかとか、教育程度の高い親、金がある親だったかどうかが成績に最も影響する。生まれた家柄が悪ければ、成績も振るわない。こうした事象は、結果的には、家柄が良ければ大して影響を受けないで済むから成績も良いだろうが、家柄が悪ければもろに影響を受けて成績も下がるだろう。

つまり、ある成績の悪い子供がいるとする。その子供はもちろん、家に本は一冊もなく、親は離婚か、共働きで不在がち。暇だからゲームばかりするようになっている。そういう子供に対して、上記のようにいろいろなネガティブな事象を取り除く(この場合、ゲームをやめさせる)だけで、成績は上がるのか? 不在がちな親が満たしてくれない愛情を、紛らわすためのよすがになっていたテレビやゲームを取り上げるだけで、成績は上がるのか? 上がるはずがない。

だから、上述したような教育にネガティブな事象をあれこれ挙げて、やれ寝ないとバカになる、テレビ見過ぎはバカになるといったところで、実際のところ、そうではなくて済んでいるまあまあ豊かな家庭の親の現状追認を助けるだけで、問題の本質的な解決にはならないだろう。

もしも、問題を解決したければ、文部省と厚生労働省に気が遠くなるほどの予算を天高盛して、徹底的にマンパワーを充実させないとダメだろう。

で、今日のこの講演をセットしたのは誰かっていうと、公立学校の先生つまり、地方公務員だ。その公務員は、文部省と厚生労働省にたくさんの予算がついたほうが、嬉しい。

おや? 限られた国民の税金のパイの奪い合い?

娘は、臨床心理士にして、公務員にしよう(竹江さんは警視庁に務めていた)。なんだか幸せそうだったぞ。竹江さんは。

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