東電「電気ご使用量のお知らせ」を読み解こう!

1/23から稼働をはじめた我が家の太陽光発電システム。HEMSでみると今日も、気持ちよく発電してくれている。しかしこれはもっとも条件がいい場合で、ほとんどの時間で買う方が多い。夕方以降は、作るというバルーンは消えて無くなり全部買うことになる。夜は、電力消費量が多いパネルヒーターやエアコンがフル稼働するので、使うが6kW、そして「買う 6kW」となり精神衛生上悪い。




私たちは、電気といえば家電量販店で買ってきた電気製品のスイッチを入れてその便益を得、コストは銀行から引落で終わる。つまり、非常に無意識的にまるで、空気を吸うかのごとく、利用しているのである。

しかしこれこそ落とし穴というべきだ。電気が当たり前に使えていれば、何も意識しないで済むが、いざ止まればとてつもないリスクの相貌を呈してくる。電気が止まると日本のお家芸の、そして私が大好きなウォシュレットも止まる。ケツを紙で拭くなんて、あり得ない! ハブやルーターの電源も落ちるからネットで、対応をググることももちろん不可。ビジネスのほとんどをネットに依存している私にとり、息が詰まりそうになる!!

電気エネルギーは、いつだって有限の資源から生み出されてきた。石油が出ないから、危ないイスラム圏から長年買ってきた。危ないし、捨て場のない放射能のゴミの問題があるにもかかわらず、日本は原子力発電を国策で推進し続けてきた。アメリカのシェールガスも深刻な環境汚染をもたらす問題が分かってきている。石油がある地域の地下に眠っていることが分かるやいなや、領有権の問題が近隣諸国で発生する。地球規模で見れば、国や地域にとり、エネルギーは最大の治安リスクなのだ。

すなわち、電気エネルギー問題は個々の人々の生命や、地球の平和維持に欠かせない、もっともホットなテーマになってきているのである。ヤフーの最新トピックでついクリックしてみさせられる芸能人のゴシップや社会学的男尊女卑状況に一喜一憂する前に、私たちはまず、電気のことを最低限知っておかないといけない。

で、私なりに、電気について何を知っておいたほうがいいのかを整理し、皆さんと共有するのが今日の記事である。

まず、電気利用者には必ず電力会社から毎月一回ある紙切れが郵便受けに入れられる。紙切れの名前は「電気ご使用量のお知らせ」。大きさはだいたいB6くらい。検診人のおばさんが、各世帯に取り付けられたメーターを目視で確認して、持ち歩いている端末から出力され、各世帯の郵便受けに入れられる。この小さな紙切れは、日本の世帯数が5千万とすれば、月間5千万部を誇る巨大メディアということも出来る。したがって、このメディアを読み解くことはメディアリテラシーの観点からも有意義といえそうだ。

さて、この紙、私の家のケースで見てみよう。うちは仕事の都合上、一般家庭には通常無い巨大な印刷機材(プリンターや断裁機、紙折り機やスジ入れ加工機、そしてサーバーやPC)、各部屋一台の電気エアコンを備え付けているので、ひと月で一般家庭のだいたい十倍くらいの電力を使用している。
「電気ご使用量のお知らせ」で、重要なことは、字の大きさから言って次の4項目だと読み取れる。
「ご使用量 1,983kWh」
「請求予定額 60,848円」
「ご契約種別 従量電灯C」
「ご契約 15kVA」
単位で「kWh」とか、「kVA」と書いてある。これがまず分からない。そもそも、よくある一般的な蛍光管型電球の消費電力は12ワットだし、昔はあった、いわゆる電球は、100ワットだった。電球100ワット、ドライヤー1000ワット、こういうことは私はなじみがあるが、それらを使うとどういう仕組みで上記のように月に1,983kWhになり、6万も取られるのか、それが分からない。

そこで東電がタダで配っているTEPCOでんきガイドをひもといてみよう。「電気のことがパッと分かる」と書いてあるが、30ページにもなるちょっとした小冊子である。

これによると、まず電気については単位を知ることが大事だ。

アンペア(A):電気の流れる量

うちは契約アンペアが15kVA。これは、150アンペアの電流が一気に流れるまで、分電盤に取り付けられているアンペアブレーカーが落ちない(ブレーカーは一世帯ごとに付いている、東電から買う電気の入口のおおもとのスイッチ、落ちる=切れる)。では、150アンペアの電流が一気に流れる事態というのはどういう事態か?それには、次のボルトとワットのことを理解する必要がある。

契約アンペア毎に電気の基本料金というのが決まっている。10アンペアは月273円。15、20、30、40、50、60、12kVA(120)、15kVA(150)となっていて、10アンペアごとに273円上がる。うちは150なので、273×15=4,095円となる。

ボルト(V):電気を押し出す力

これは電圧のことで、家庭用は普通100V。うちも100V。一部のエアコンは200V。まあ100と知っておけばいい。

ワット(W):電気が仕事をする力。ここで、先ほどの電球100Wの話をすると、消費電力100Wと書いてある電球は、最大で100Wの電気の力が必要という意味である。

ここで、アンペア、ボルト、ワットの関係は次の式で表される。

電力(W)=電圧(V)×電流(A)

筆者は、国の税金で運営され、その履修を憲法で担保されている義務教育機関、公立中学校の理科の授業でこれ習った気がする。筆者の中学時代の理科の成績はちなみにほぼすべて4だったと思う。しかし長年のあいだにスッカリ忘れていた。
電球100Wは、何アンペアか? 100W÷100V=1、1アンペアだ。うちの電気の契約は150アンペアだから、一度に100W電球を150個付けられるということだ!

じゃあ、ご使用量 1,983kWhってなんだろう? ワットにhがついている。これは、積算使用量という。100ワットの電球を一時間灯すと100Wh、kはキロ、1000なので、100÷1000=0.1kWh。1kWh=29円で東電から買っている(実際は、使用量に応じて単価が22円~29円と段階的に上がる)。

なるほど、そうすると、1,983kWhも東電から買ったうちは、電球に換算するとどのくらい使っているんだろう? 電球1個1時間灯すと0.1kWh。分かりやすくするため、これを24時間、つまり一日中ともしていると換算しよう。0.1kWh×24=2.4kWh。これを一ヶ月毎日付けると30倍で、72kWh。なるほど、100W電球を一ヶ月つけ続けると72kWhの積算電気使用量になる。東電からは、電気を1kWhあたり22円から29円で買う。ここでは、22円として、72×22円=1584円だ。なので、100ワット電球を一ヶ月つけっぱなしにするコストは、基本料金を除くと1584円になることがわかる。

最初の疑問、1,983kWhも東電から買ったうちは、電球に換算するとどのくらい使っているんだろう? 100W電球を一ヶ月つけ続けると72kWhの積算電気使用量になるので、電球の個数を、月のご使用量で割れば個数が出る。1,983kWh÷72kWh=27個。

なるほど、うちは、あの熱くてあかるーい、今どき使えば白眼視される100w電球を、27個も1ヶ月間毎日24時間つけっぱなしにしてたんだーっておい!

そんなに使ってないぞ。

というわけで東京電力お客様相談センターに電話したところ、電球は使ってないかもしれないけど、冷蔵庫やエアコン、使ってますよねということで撃沈。

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