太陽光発電導入記完結編 発電開始!HEMS AiSEG設定奮闘記

 パネルを取り付けて数週間後(年末年始を挟んだので通常より長い)の今日、ついに我が家の太陽光パネル27枚による発電を開始した。 メーターの取付(多摩電工さん)、コンデンサーやHEMS機器の設置、起動(スター電器さん)、システムの確認(東京電力さん)と、半日のあいだに三社が入れ替わりやってきて、ようやく発電を開始した。
 HEMS(Home Energy Management System=家庭内エネルギー管理システム)を取り付けたので、家のPCのブラウザから、現在の発電量、使用量、売電(買電)量が分かるようになった。ちなみにうちのHEMSはパナソニックのAiSEGである。



 後日の備忘のためにこの設定のポイントを書きたい。
 はじめに、設定マニュアルに従い、AiSEGにAiSEG用エネルギー計測ユニットを登録する。登録できたら、ノートパソコンを一台用意する(このノートパソコンは固定IPアドレスを192.168.1.YYYにしてある、YYYは1-256の任意の数字)。
 うちはネットワークIPアドレスのグループが192.168.0.***。それに対し、AiSEGの工場出荷時のアドレスが192.168.1.216。そこで、このノートパソコンから直接AiSEGにはいって、AiSEGのIPアドレスを192.168.0.XXXに替える(XXXは1~256以下のどれか。これは使用するネットワークにより異なるので、気をつけて欲しい)。
 ノートパソコンに192.168.1.99の固定IPアドレスを振って、さっそくAiSEGに入る。
 まず、AiSEGの電源を落として(ACケーブルを抜いて)、ノートパソコンとAiSEGをイーサネット(ストレート)ケーブルでつなぐ。このときにAiSEGの後ろのスイッチのうち、「モード」スイッチを「通常」ではなく、「設定」のほうに倒す。次にAiSEGの電源を入れて、ノートパソコンのブラウザに、AiSEGの当初のIPアドレス192.168.1.216を打ち込む。そうすると設定画面に入れるので、ネットワークで、AiSEGの静的IPアドレスをうちのネットワークに合わせたアドレス192.168.0.114に振り替える。
 AiSEGの電源を落とし、AiSEGからのLANケーブルをローカルネットワークのハブにつなぎ替える。ノートパソコンはここで出番終了。つぎに、AiSEGの後ろのスイッチを「通常」に戻してから電源を入れ、再びノートパソコンのブラウザから入る。今度は、ブラウザのアドレス欄に、先ほど振り直したあたらしいIPアドレス192.168.0.114を打ち込む。するとユーザー名とパスワードを入れるよう求められるので、ユーザー名は空欄、パスワードはメーカー出荷時の0000を入れる。
 あとは、AiSEG付属の取扱説明書に従えばOK。
 めでたく、前掲の画面が出て、リアルタイムに家の発電・売買電状況を確認できる。
 当家は、一般的な家庭の数倍の電力を消費しているから、数字のデカさに違和感を覚える方もいるだろうが、この機械を買ったことにより、だいたい25%ほど電気代が安くなった計算となる。当家の場合、機器の実質負担額を4年でペイすることができる。富士山が爆発するなど自然条件が大幅に悪化しないよう、あとは運を天に任せるばかりだ。
 ちなみに、太陽光パネルの設置のために、当家は屋根の葺き替えも実施した。そのため、総支出額は500万円近くになってしまった。あとで補助金が100万円下りるとはいえ、これほどのキャッシュを、月々25パーセントの電気代の節約のために支出できるような家庭はそんなに多くはないだろう。
 補助金や、余剰電力の買取の原資は、電気を使う人たちが月々の電気料金から再生エネルギー発電賦課金として少しずつ負担する仕組みになっている。たとえば東電の電気の販売価格は1kW約22円だが、(太陽光などで発電した人から東電が買う)買い取り価格は1kW42円と決まっている。この売り買いの差を埋めるのが、再生エネルギー発電賦課金である。
 貧しい人もお金持ちも、電気を使う人すべての人から少しずつ取るまるで税金のような性質の「再生エネルギー発電賦課金」は、太陽光パネルを設置することが出来た経済力のある(たいていは高齢の)富裕層に配られることになる。したがって、太陽光の買取システムは逆進性の問題を帯びる制度といえる。太陽光パネルを設置できない人たちが電気料金に追加される高い買取のための負担金に憤って、ドイツでは、買取制度が破綻の危機に瀕している。日本もこれからどうなるかは予断を許さない。まあ、日本には「絆」があるから当面大丈夫だと思うが…。



このブログの人気の投稿

家庭裁判所が決める成年後見人、成年後見監督人月額報酬

アキバチューナーカンカン設定奮闘記【重要追記あり】