土木官僚と小金井コンパス

高校時代の私の親友は非常に優秀で、東工大を出たあと国家公務員試験一種に合格し、官僚になった。

彼は大学でコンクリートについて勉強した。彼はいう。「コンクリートの耐用年数は50年ときまってる」

いま、笹子トンネルを始めとして、日本中のコンクリートの都市・交通インフラ構造物がどんどん壊れ始めている。

私は官僚の彼に問うた。どうなってるんだなんでこうなるんだと。耐用年数がわかっているのなら、なんで人が死ぬまで放置されてきたのかと。

そうしたら彼はこう言った。

「役人がみんな馬鹿だからに決まってるじゃん」

驚くべきことに、役人の日常は、決まりきった仕事を定時までに終えさえすればそれでよく、どこぞのコンクリートの耐用年数なんてまったく誰も気にしていないのである。

何か共産主義時代のソビエトのジョーク集を読んでいる気持ちになった。

そればかりじゃない。政権が変わり、時代もすっかり変わったのに、役人たちは旧態依然とした予算の分捕り合いに明け暮れ、やれ新しい橋だの道路だのを盛んに作るばかりで、首長も官僚のトップもひとりとしてメンテナンスだとか、国・地方の借金の問題など口にしない。そんなことを口にしたところで、いわゆる省益にもならないし、自分の次の選挙にもプラスにならない。

私たちの社会にとってプラスになりそうなこと、国民国家の幸福の持続可能性に関わるテーマは、いまの役人や政治家のあいだでは、「タブー」にすらなっているのである!

いったい、こんな日本て、終わってないか?

私が薄っすらとしかし確信として持ち始めていた、この「日本、終わってる」感は、高校時代の親友が土木官僚になってリアルな本音を聞くことができた今日、まさに正しかったことが証明された。

日本は構造的に、終わりが始まっている。これは間違いない。

ところで、なんでこうなっちゃったのかについて、私はこう考えている。

これは、ひとえに、戦後の日本で男が女性に家事労働(=アンペイドワーク、シャドウ・ワーク)を押し付けてもっぱら家に閉じ込め、男の自分だけがドヤ顔で自己承認欲求も満たされる「仕事」を独占してきたことの必然的な帰結だと。

もちろん女性も主婦の方が楽だし、いまもってなお、女性の「男に養ってもらいたい」願望は強いが、そんなんじゃまったくダメだ。そうした旧態依然とした父権家族への依存は、こんにちさまざまな統計データを見てもその破綻は明白だ。例えば年代によっては半数にのぼる離婚率。増える一方のDVなど。盲目的に主婦願望にとりつかれた女性たちは、もはや社会的および情報の、二重の弱者である。

こういう女性たちをフェミニスト連中は「意識が低い」とかなんとか、いって、上から目線で関与しないのだがそれはけっきょく、将来自分たちが負担させられることになる扶助費という形で、しっぺ返しが来る。つまり、離婚してシングルマザーになったり、DVで病院通いになったらそのコストは誰が負担するのかと言ったら、そういう目に遭っていない「意識が高い」自分たち国民が負担するんだから。だからいまのうちに、女性たちは連帯して、いやマジで、立ち上がらないといけない。

意識が低い人たちを見て見ぬふりして、現状追認のまま行くのは、必ず自分たちがそのコストを負担する形で損になる。扶助費をどうやって集めるかって言ったら、生活する人消費する人すべてが負担を避けられない消費税で集められるんだから。税金は色んな種類があるけれども、消費税くらいしかもうまともにカネを集められないという現実があるんだから。

深夜に書いているから、コンクリぶっ壊れる>女性蔑視はイカン>消費税>みんなが損する的な暴論になってしまった。最後にもう寝る前に一言。

さいわい小金井市には小金井コンパスという素晴らしいメディアがある。まずこちらの記事を読んでもらいたい。日本のインフラも、社会も、男女平等なくしてもはや持続不能である。

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