ブラック企業、それでも人はなぜ働くのか。

ブラック企業といわれる職場で働く人たちがいる。私も実はブラック企業で働いた経験がある。それは、出版社だ。出版社は名前が知られた大手を除き、ほとんどすべてブラック企業だ。給料は安い。休みはあってないようなもの。それでも人はなぜ働くのか。答えは簡単だ。

楽しいから。

やりがいや、意味が感じられる仕事がそこにあれば、人は喜んで働く。

賃金がずっと下がってきている先進各国の中で、家事労働を女性に任せきりにはできなくなってきた。夫も家事の一端を担い、女性に働いてもらわなければ家計は成り立たない。今は成り立っても、永久にリタイアできない家計になる。

それは、働いても25%くらいつまり、4日に一日は、税金や社会保障、年金を支払うために実質、タダ働きになっているからだ。社会保障や年金のメリットを受けるのはもちろん、今の高齢者である。高齢者はその数の多さから、圧倒的な政治的影響力を持っている。

彼らは言う。年金をよこせ、医者をよこせ、商店街を何とかしろと。しかしそのための金は全部、若い労働者が払う。給料が高い都会の労働者が。

話はそれたが、そんないびつな社会の不公正がまかり通っているから、今の若い人は、奥さんも主人もなく、働き続けなければならない。

外で賃金労働に従事して、帰ってきて、家事という無給の労働にまた従事する。まさに家庭もまた、ブラック企業と同じ黒さを備えるようになってきた。昔はサザエさんちみたいに、家に帰れば嫁と姑がいそいそと飯を作っていたり風呂の準備して待っていてくれた。ところがいまはどうか。真っ暗な部屋に入って、直ぐに自分で夕食の準備をし、食べて、自分で片付ける。自分で風呂を沸かして入り、洗濯物もしまって、翌日に備える。

翌日の賃金労働のために、こうして人的資本の再生産をしないと人生は回らない。こうした相貌に気がついた私のような人間にとり、何が家庭生活の、日々の仕事のモティベーションか。

愛のようなもの?家族への。つまりやりがい搾取と同じで、家族が好きだから、この毎日の暮らしにやりがいがあるから続けていけるにすぎない。

と、いうのは半分で、もう半分は多分、自己裁量の幅が比較的大きいからというのもあろうかと思う。人に何かやらされているというのと、自分からやるというのを比較した時、同じ内容であれば受け止め方はだいぶ違う。

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