父の遺した本、数千冊をぜんぶ処分した

父が今の私よりもずっと若い頃から集めてきた8000冊ほどの大量の書籍。

2002年に彼が亡くなってから、先週の木曜日つまり2013年7月25日までのおよそ十年かかって全部処分した。半分近くは都内の古書店に引き取ってもらった(都丸書店、長島書店など)。千冊以上の文庫はある資源回収の日(それは憂鬱な雨が降る月曜日だった)、15個の段ボール箱に入れたまま玄関先においておいたら、業者が持っていった。最後に残った1600冊は、役所から聞いた近所の古紙再生業者(伊藤国商事)に持ち込んで処分してもらった。

所有者が死んでもう誰も読まないものの、単に引き継いだ文化資本だったからなどというある種の感傷から、我々遺族は亡父の本を捨てることができずに時を過ごしてきた。そのために、近所の古い木賃アパートの一室を月額3万円で借りていたが、ついにその金も払えなくった。

本のジャンルはほとんどが文学と、哲学思想、そして歌集。私には高尚すぎて歯がたたないものばかり。あと五回くらい生まれ変わったらもしかして読むかもしれないが、それまでの維持費はバカにならない。それに、そんなに代替わりしたら、地球は原発事故か気候変動のどちらかのせいで、読書どころではないだろう。

さようなら父親の本。

寂しさを覚える夜、私はGoogleの画像検索でbookstoreと入れてみる。世界中の書店の本棚の画像をデスクトップいっぱいに広げれば、言い知れぬ慰みを覚えることが出来る。これでいい。

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