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大量のものを捨てた。経済学的には‥

昨年末大掃除目標でロフト(6畳ほど)を片付けるというのがあった。それがなされぬまま一年が過ぎたが、今年は、実行できた。
 3日間くらいかかった。我が家のロフトは、はしごを登って上がる。天井高は140センチ以下(建ぺい率に勘定されない)で、立つことができない。したがって、大量にあるものを運び出すことの心理的・肉体的ハードルはかなり高い。
 ロフトにあったのは次のようなものたちであったが、いずれもマットレスをのぞきすべて搬出した。ほとんど捨てた。
・子供が幼稚園や小学校で作ったもの→資源ごみや燃えるゴミ
・幸いなことに(=被写体が元気で存命しているから)陳腐でキモいスタジオアリスで撮った子供たちの写真→中身は思い出の箱、額縁は燃やさないゴミ
・ぬいぐるみや、遊ばなくなったおもちゃ→日付と「おもちゃ」と書いた段ボール箱に。それを倉庫に保管し、多分数年たったら見ないで捨てるか慈善団体に送付
・古い教科書など→資源ごみ
・本→別室の本棚に(でも多分あるタイミングで資源ごみに)
・敷布団や掛け布団→押入れなど。
・マットレス→そのまま。
 こうして片付いたロフトは、見事に快適なDwellスタイルの居室として生まれ変わった。マットレスが2つあるだけ。クッションを並べて寝そべってみたところものすごく快適。
 得た知見を経済学的な用語で。
・ビューティープレミアム‥外観が美しいほうが生涯で得る所得が多く、しかも本人の幸福度が高い
 モノだらけでそもそもそこで過ごすことが不可能な部屋、つまり「汚部屋」より、マットレスと快適なクッションが置かれた部屋のほうが当然ながら見た目が美しく、したがっておのずから価値が高い。
・外部性‥金銭の介在なしに、行動などが人に利益や生産性の向上をもたらすこと
 きれいに片付いた気持ちよい部屋で時間を過ごすだけで、私の幸福度は高まり、疲れも癒やされる。
・機会費用‥ある取引(意思決定)を選択することによって、別のある取引はできなくなってしまう。その出来なかった取引から生じ得た利益。
 こうした快適な何もない住空間を、もし外部に借りたら、月に5万とか6万はかかる。しかしゴミや不用品を捨てたことにより、家の中に快適空間が無料で手に入った。これまでの機械損失額は月に5万として、5年くらい放置してきたので300万。こう考えると破滅的な怠慢だった。
・補完性‥ひと…

我が家のゴミベルト

ハワイ諸島の沖合、太平洋の大海原に、分解されないプラスティックなどのゴミがプカプカ浮いている。その面積は日本の国土の二倍程度と言われている(太平洋ゴミベルト)。

分解されないで、そのまま滞留して手がつけられない状態のゴミなら、我が家にも形成されつつある。我が家のゴミベルトを紹介しよう。

クローゼットゴミベルト 着ないものや、古くなった下着、使わないかばん、靴、そして「いつか使う」箱など
店舗ゴミベルト 「店舗」とは、今の住まいを作るときに、将来店舗ビジネスを営めるように造作した、道路に一番近いタイル張りの9畳ほどの部屋のこと。ここに、妻の実家から送られてくる大量の食料、ペットボトル入りの水、乾物、旅行土産などが段ボール箱のまま散乱している。また、ホームセンターで買ってきたプラスティック製の収納ケースが8個ほど積み重なっていて、中には年に数度使う絵の具セットや、衣類、乾物、遊ばれなくなったおもちゃなどが入っている。みかんなどはダンボールの下のほうが腐ってぐじゅぐじゅになったりして、捨てるときの「気分」の落ち込みようといったらない。
エントランスゴミベルト 玄関先から敷地境界まで、外で遊ぶための子供の遊具が散乱している。触ると手が汚れるため、片付けのハードルが高く、堆積しやすい。ボール、縄跳び、スケートボード、古い自転車、フラフープ、(義父の手作りの)竹馬(の遺構)、ローラースケートのプロテクター、円盤投げ、凧揚げなど。
印刷室ゴミベルト 何ヶ月も電源を入れていない、重さが数百キロもある断裁機、一度壊れれば万単位のカネがかかりしかも部品の供給も終わった100万円を超えるプリンター、オーガナイズされていないエレクター、本など。専門業者に万単位のカネを払わないとまず解決しないものたち。
賃貸アパートゴミベルト 居住エリアに置くにはあまりに精神に害だが、かと言って勝手に捨てられないものは、時間に解決してもらうため、いったん近所の賃貸アパート(わざわざ借りている)に置く。年に数回、断捨離を唱えながら分別してこっそり捨てる。
ロフトゴミベルト はしごで上がるロフトがまた広い。4畳くらいあるのだが、天井が低く立てない。そこに、子供のおもちゃ、数十万円したワールドファミリーの英語教材、誰も寝ないのにあるスプリングマットレス、一日で死んだハムスターのゲージ、巨大な子供のアルバム、古い…

やっぱり。「蛙の子は蛙」

中学生ころから、なんとなく感じてきたこと。同じ教育を受けているのになんで成績に開きが出るのか? 素晴らしい学習法を伝授しても、成績を伸ばせる子どもとそうでない子供にわかれるのはなぜか? 生まれた時からだいたい決まっているという話。

学業成績:遺伝の影響は環境の2倍 英で双子を調査 毎日新聞 2013年12月16日 17時58分(最終更新 12月16日 18時20分)
 【ロンドン小倉孝保】成績は環境よりも遺伝で決まる−−ロンドン大キングスカレッジの研究者らが、中学卒業時の学業成績に対する遺伝子の及ぼす影響は環境要因の2倍であると発表した。
 調査は英国で過去3年間に16歳になった双子約1万1000人が対象。義務教育修了時に受験する中等教育修了試験(GCSE)での「一卵性の双子」と「二卵性の双子」の成績(英語、理科、数学)を比較した。双子は一卵性、二卵性ともに学校や家庭の環境はほぼ同じと考えられる一方、遺伝子は一卵性が完全に一致するのに対し二卵性は別の遺伝子を持つ。一卵性と二卵性の双子を比較することで、成績に対する遺伝子の影響を割り出した。
 その結果、全体では遺伝子の成績に与える影響は58%で、環境(家庭・学校)の影響は29%。残り13%はそれぞれの個性による違いと考えられるという。科目別では、遺伝子の影響は理科58%、数学55%、英語52%で、科学分野で遺伝の影響がより大きい可能性がある。調査メンバー(計8人)のシェイクシャフト氏は、「これまで以上に個人に合わせた教育が必要」と話している。
こちらも合わせてチェック。

『ネット・バカ』ニコラス・カー著

今年一番の読書体験だった。私の図書室=トイレの個室で、半年くらいかけて読んだわけだが、要するにこの本の中身はこういうことである。
ネットを見ているとバカになるバカ=いつも注意散漫で、深い思索ができず、知識も蓄えられず、人に対する共感や同情心も劣化する(マジで酷い)バカかどうかは、MRI等を使った、脳の活動の観察から科学的に明らかになっているこのままネットに耽溺していたら、文明人はみんな「人工知能」(浅はかで陳腐なプログラムの応答しかできない)みたいになる 私はこの本を読んで、テレビを見ているとバカになるのかどうかという議論を思い出す。もちろん、テレビばかり見ていればバカになる。それは直感的にも自然な帰結だと思うし、MRIなどで脳の活動をテレビばかり見ている人とまったく見ない人で比較してみても、はっきりするだろう。

ネットだって同じだろう。ネットでもテレビでも何でも、椅子に座ってスクリーンをボーッと見ているような人間は、バカだし、バカがネットを見る、それだけのことだろう。

おばあちゃんも、98で死ぬまでの人生最後の20年位はひたすらテレビを観ていた。NHKを。それで、最初の10年くらいはメモなど取って勉強になるのよとか言っていたが、いよいよ最後の10年はメモも取らず、ボーっとして、消さないで寝いってしまったりして。最後の方の口ぐせは、つまらない(何もかも)だった。テレビも何十年と見ていると飽きるんだろう。まあオバアの話はこのへんで。

中1の子供は、風邪を引いて味がしなくなったらしく、グーグルで「鼻づまり 味がしない」と検索していた。小4の次女は、「キスシーン」と入れて検索していた(汗)。

とにかく、ネット、インターネットなくしては、もはや文明人の暮らしは成り立たないところまで来ている。そして、依存し過ぎるとバカになる、ということもこの本を読んでよーくわかった。私がここ何年も注意散漫で苦しんできたのも、ネットのやり過ぎだったに違いない。

この本の処方箋はといえば、
森のなかを散策するなどしてネットから一時的に離れると脳がリフレッシュするなるべく紙に印刷されたものから情報を得るようにする(難しー!)ネットなしの環境を定期的に作る(旅行したりどっかにこもったり) 日本の国土の四分の三は森林だし、毎日玄関先に紙に印刷された情報(新聞)が届く家がまだまだ多い。ネットなしかどうかは…

秘密保護法案成立で考える

今日は、今話題の特定秘密保護法について考えてみたい、というか、考えさせられる動画を見つけたので、皆さんとシェアしたい。

こちらです!



行政書士の試験勉強で(受かりませんでしたが)、行政国家現象というのがあると知った。国会で成立する法律の7割8割が行政官僚が出している(政治家に出させている)ということ。

まあその結果、国が、宮台氏が言うような「凡庸な悪」「悪の凡庸さ」のようなものにどんどん侵食されて、ナチスのユダヤ人迫害みたいな世界史的な大惨事を引き起こすことになると。こわいこわい。