2015年9月30日水曜日

結婚の効用について

結婚の効用、三つあります。ちなみに私はあと3年で結婚して20年になろうとする既婚男性です。

ひとつ 地位の安定

地位は安定します。波間に浮かんでいるとすれば、なにかにつかまっていた方が安定します。結婚も、それにたとえられるでしょう。人生という波間を漂う自分を支える、もやいのようなものに。

ふたつ 金と手間の集中緩和

生きているだけでお金がかかります。お金がなければ手間をかけるしかありません。特に、身の回りのこと、家事や掃除、毎日の食事など。これを配偶者とシェアすれば、集中が緩和されて生きるのが楽になります(ただしそういう配偶者を選ぶことが大前提だが)。

みっつ 安らかな死へ

要はあきらめがつくということです。自分の欲望より家族の持続可能性を考えざるを得ません。そして、結局自分の欲望など、資本主義の動機に彩られたどぎつい広告に洗脳されただけだったりして、叶えられても虚しさが結局つのることが多い。結婚すれば自分の欲望は二の次三の次。無私無欲に生きるなかで、広告は自然にシャットアウトされていきます。

すると物事に執着しないで済むようになるでしょう。安らかに生きられます。人間はすべて、死ぬべき病にかかって生まれます(最後は死にます)。ですから安らかに生きるということは安らかな死への道程をととのえるという意味でもあるのです。ひとりで死ぬより、家族との関係を残して死んでいく。言い換えると、ひとりで生きるより、家族との関係のなかで生きる。人間が社会的動物である以上、これほどの安らぎがほかにあるでしょうか?

結婚には但し書きがある

まともな配偶者を選ばないと、これらの目的は果たせません。DVなどが話題になりますが、結局DVの動機は自分が小さい頃に親にそうされたことに由来することが多いと思います。なぜなら人は、規範(生き方や態度のOS) を親から学び取るからです。

思わぬ係累からの相続があり、小金が入ることがある、ということも見逃せません。小金井市に住んでいることとは関係ありませんが。

結婚しなくても代替手段がある

結婚三つの効用を述べましたが、三つとも、結婚なしで代替できるのもまた現代です。地位は、必死に勉強して公務員や難関の専門職に就けばいいでしょう。

金や手間の問題は、働いたり、家事の外部化があります。

安らかな死云々も、たとえば地域のボランティアに参加したり、サードプレイス を見つけてそこで時間を過ごしたり、趣味をしたりしたらどうでしょう。だいたいいいと思います、それで。ただそれはお金がかかるということを忘れてはいけません。

2015年9月29日火曜日

ネット書店の話

 Amazon kindleをはじめとして今はほとんどの書籍をデジタルデータで読むことが出来ます。本を書店ではなく、ネットで買う時代です。

 私は以前、出版社で、あまたやってくるオンライン書店の渉外担当者の対応をしていました。通常出版社は、取次(本の問屋)に定価の70パーセント前後の卸値で商品(紙媒体)を販売します。
 そして、電子書籍(主にE-PUB形式)は、50パーセントから70パーセント程度で販売する。20パーセントの差があるのは、直接書店にデータを卸す場合と、あいだに仲介会社(取次)が入る場合の差です。もちろん、あいだに取次を入れれば、料率は低くなります。
 出版社は、紙で出したコンテンツを、データ販売すると、定価の半分にしかならない。
 これどういうことでしょうか? なんで? なんでそれだけにしかならないの? 出版社時代の私の感想はこれです。今でも変わらないと思います。ネットで売るのに、誰がいったいそんなに持っていっちまうんかいなと。
 おまけに不条理に輪をかけるのが、通常同じタイトルのコンテンツでも、紙媒体と電子データでは、最終的な販売価格が、デジタルの方が安いということです。
 つまり、紙とくらべると、電子データはだいぶ薄商いです。ほんの1割くらいしか売れないですから。
 今日はこういうぼやきのような話になってしまい。オチもありません。今はそういうふうにコンテンツが取引されているということです。
 ところで、まったく誰にも見向きもされないコンテンツのことを、ちまたでは「オワコン」というそうです。大多数が信奉してきた巨大なイデオロギーも、あっさり「オワコン」化したなどといわれます。
 私は村上春樹とか、非常にお金を出してでも読みたいと思う本のほとんどが、なぜかkindle版がないということに早くから気づいていますが、出版社としては、売れ筋のここぞという著者の作品は、大して儲からないデジタルで出すわけがない。これ最後の出版社の、悪あがきにしかみえません。出版で食ってきた人間としては、本心からはいうことは出来ないですが。


2015年9月26日土曜日

自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症)はネット中毒に注意

娘がアスペルガーです。私もその気があるにはあります、たとえば一対一だと人と話が出来ますが、三人いると話には入れません。


今年初め、絵を描くのが好きな娘にノートパソコンとペンタブレット、それにコミックソフトをインストールして貸し与えました。そうしたら、ネット(Youtube)にはまり、絵を描くには描きますが少なく、もっぱら動画を見るばかり。ゲーム中継とか見ているようです。

そのうち止めろといってもキレたり、夜遅くまで見たり、朝起きられなくなったりと、微妙な感じになってきました。これって引きこもりになるんじゃないか?

そこで、全部取り上げました。泣いて抵抗しましたが、温かいココアとバナナをあげて、慰めて、寝てもらいました。明日以降どうなっているか。

ちなみに、アスペルガーは猫好きです。うちも猫を飼っています。パソコン撤収されて落ち込む娘に、飼い猫を触らせたのもまあ、ちょっとはよかったかもしれません。


2015年9月24日木曜日

特定のパンがよく売れる件

 パレートの法則って知ってますよね。8:2の法則。


 たとえば、もうけの8割は社員の2割が稼ぎ出す。富の9割は、トップ1割の人たちで占有されている。私が経営している会社のベーカリーカフェ部門の売上の8割は、2割のパンで占められる。たとえば10種類あるとしたら、特定の2種類が、売上の8割を占めるという意味です。ちなみにそのパンは、あんこクロワッサンとハニークロワッサンですかね。今はそうですが、これからどうなるかは分かりません。あと8割とまでは行かないかもしれません。5割くらいかも。


 今日はその2割グループに入れない、かわいそうなラズベリーデニッシュちゃんのSPポスター作りました。アイシングっていうのは、私は知らなかったのですが、デニッシュの上に乗っている白いシュガーのタレのことです。タレという表現は適切かどうかは自信がありませんし、妻からは止めて欲しいといわれているんですが((・・;))。
 ラズベリーデニッシュ、アイシングを載せる前は、もっぱら甘いだけという感じでした。しかし、アイシング、このレモン味の当店オリジナルのアイシングを載せてみるとまるで別の食べ物かというほどにおいしい。
 なのに、売れないのは、この白いアイシングが甘いに決まっているという風に皆さん思ってらっしゃるからだと。
 そこでこのポスターです。
 ぜひ、皆さんもこのラズベリーデニッシュ、ご賞味いただければ!

ラズベリーデニッシュ,くらしをあそぶ展

2015年9月22日火曜日

削除したアカウントのデータは簡単にみつけられるぞ

Windows8で削除したアカウントのデータはどこにあるのか?
私、てっきりアカウントを削除するとデータも全部消えると思ってました。

ちがいます。ちゃんと残っています。

きょう、数ヶ月前に削除したアカウントのPicturesフォルダに、非常に重要な写真が保存してあったのを思い出し、取り戻さねば!と。

でももうアカウントもないし、削除済みだと思ってわざわざ、データ復旧ソフトなど使って数時間かけて復旧を試みていたんです。復旧は、まああっさり出来ました(時間がかかったが)。

ところで、その復旧ソフトによると、その写真の保存場所はCドライブのユーザーの削除アカウント名フォルダのなかのPicturesフォルダを指しています。

へーそんなディレクトリ、まだ残ってるんだろうか? 確かめてみようと思い、管理者権限のあるユーザーとして、エクスプローラーでその場所をたどって行くと、あるではありませんか、Picturesフォルダ!

震える手でクリックすると....!

「このフォルダーにアクセスする許可がありません」というアラートが出ます。ガーン!やっぱり。

しかしここで冷静になり、アラートのこの文言の下に小さく、「続行をクリックすると、このフォルダーへの永続的なアクセスを取得します。」と書いてあるのを見つけました。

下に「続行」ボタンがあります。さっそく続行。するとなんとあっさり、フォルダが開き、なかには失ったアカウントの時代に撮影したデータがきちんとあるではありませんか。

めっちゃ時間がかかってしまいましたが、勝手な思い込みで失ったと思っていたデータがさくっと見つかって、本当によかったです。

ちなみに、この作業の最中に、某外付けHDDの故障が判明。新しくアマゾンで以下のハードディスクをポチッと。ちなみにこれ、三個目。


わたしの私見ですが、コンセントで電源を指す必要がある外付けハードディスクって、結構壊れるなと思います。それよりか、今回買ったようなポータブルタイプのほうが丈夫。

2015年9月21日月曜日

三鷹の三谷通りにある無人書店に行ってきた!

驚くべき書店を見つけました!


なんと、無人の古書店です。普通に地味な商店街。看板もなければ店名もありません。ウェブサイトももちろんありません。ただ道沿いに突然、間口4畳半ほどの空間が、ガラス張りのエントランスからのぞけるようになっています。

ガラスの引き戸を開けて中に入ると、店内には6竿の本棚。天井まである本格的な本棚。床は打ち放しのコンクリート、壁の一つに、店の支払い方法についてのルールをかわいいイラストとともに描いたフレンドリーなポスターが。

ポスターによると、本に書いてある金額分のお金を、店内にあるガチャガチャに入れます。するとレジ袋の入ったカプセルが出てくるので、その袋に入れて持ち帰るのです。

20分くらい、夢中で本を眺めました。

なんということでしょう! 私のここ10年くらいの読書遍歴と、じつによく一致するんです!

私が何を読むのが好きか、具体的には、ベストからいうと、

  • 社会学や哲学
  • デザインやカフェ
  • 建築もの
  • 子育てやライフハック
  • 婚礼関係の実用書
  • セラピー、男女関係
この手のジャンルの本がたくさんありました。それで、私が一切読まない歴史書、詩歌、文学などほとんどありません。

これだけの狭いところに、よくまあ私の好みの本ばかり集めたなと、ブツブツひとりで言っていると、外を通る地元の人でしょうか、「人が入ってるよ」と私のことを言っているのが聞こえてきました。まるでこれでは動物園の檻の中の動物のようではありませんか。

グーグルで「三鷹 無人書店」とかでググるといくつか記事やレポート、店主のインタビューなどが出てきます。

街の本屋がどんどんつぶれるなかで、こういう半公共的なスペースがあるというのは、じつにすばらしいと思います。

店内はきれいに清掃され、しかも24時間営業しているそうです。店主の性善説に乾杯。


2015年9月15日火曜日

映画『祖谷物語』でわかった地方移住の盲点3連発

この映画、四国の山奥に実在する、急な山肌にこびりつくようにしてある限界集落でロケして撮られてます。

映画で分かるのは、地方暮らしの3つの絶望的リアリズムです。これ、地方にロマンを抱く人の必ず盲点ですから、ここでしっかり確認しておきましょう。

  1. インフラが脆弱で持続可能性無し
  2. 交通便悪く雑貨・食料品が都会より割高
  3. 仕事の選択肢が限られすぎ
つまり肉体労働(工場や1次産業)、感情労働(介護)に限られ、都会以上に過酷で、しかも倦みやすい。いくら自然がすばらしくても、メシ代もインフラ維持費も高止まりする一方で仕事がこれじゃ、単に暮らしにくいだけじゃん。

とにかく、公共のサービスを受けるためには猛烈な山道を歩かないとバス停(それも1日に数本)に行き着かない。映画では、水汲みを手動で、近くの沢から汲んでいたが、実際は上下水道が通っているらしいんです。しかし、これだけの過疎だと、そうしたインフラの維持費はこれからの数年間で莫大なものになりそうです。

今は、地方自治体の役場が「おいでおいで」と移住を盛んに奨め、家賃などいろいろ安くしてくれるみたいですが、10年後、20年後はどうなんでしょうか? 今、多少家賃が安いだの、野菜がタダでもらえる(夏に限る)とかいったところで、これから人口が減ることで、土木インフラの維持更新にかかる費用は負担しきれないことは明かです。

映画の最後では、山奥の主人公の暮らす古い家が、雪の重みで倒壊していきます。これまさに象徴してますよね。年とって雪下ろせなくなって、あとは家で凍死か圧死な最期。まさにリアルです。

その頃はもう、移住を奨めた自治体の役場の人もめでたく退職して年金暮らし、都会のタワマンあたりに引っ越してしまっているに違いありません。

いいですか皆さん、もう地方には、将来性はないんです。私たちは都会に凝集して、機械の一部みたいになって、陳腐な人生を「健康的に」過ごす以外にないんです。選択肢はもうない、はい、消えたー!そんな気分にさせられる映画です。

ノスタルジックに、イケダハヤトあたりが地方移住をさかんにうったえていますが、あなたはイケダハヤトと同じように早稲田大の政経とか卒業したんでしょうか? 文章を毎日何本もかくことができるんですか? しかも人が読みたいと思う面白くてキャッチーな文章を?

本音のところ、「アフィリエイトの設定をブログに施すのもおっくう」というのが私の実情ですからね。

とにかく、この東京の、都心まで数百円で出られる小金井にしがみついて、日々目の前の仕事をこなす以外にリアルはないんだなーって思った次第です。アフィリの設定もしないと。

映画『祖谷物語』

絶対うまいアイスを見分ける4つの魔法

アイスには4種類あります。私はバニラアイスが大好きなので、なるべくミルク感が味わえるものを買いたいんです。

それで、弟が教えてくた、アイスを見分ける4つのキーワードを皆さんに大公開しちゃいますゾ!!
  1. アイスクリーム
  2. アイスミルク
  3. ラクトアイス
  4. 氷菓
これ、上から順に、乳成分(乳脂肪分や乳固形分)の量の多さを示すんですね。ですから、アイスクリームと書いてあるものを選べば、一番おいしいアイスが買えるという次第です。

ちなみに、すべてのアイスクリームの外装に「種類別」という項目があって、必ず上記のどれか、書いてあるんですよ。

え? 「4つも覚えられない」って?

大丈夫! アイスクリームと書いてあるものは、非常に少ないです。ほとんどがラクトアイスです。アイスクリームは、ハーゲンダッツのバニラに書いてあります(別にこれをお勧めしているわけではないですが)。

ラクトアイスや、氷菓は、植物性油脂やブドウ果糖液糖など、長期にわたって大量に食べ続ければ何か身体に悪いそうなものがいっぱい入っている感じですから私は避けています。

では復習、アイスは「アイスクリーム」と書いてあるものを選べば、バニラアイス好きのあなたなら間違いありません!

ところで私が一番大好きなのは、雪見だいふくですが、アイスミルクでした。

ドキュメント72hours

NHKのドキュメント72時間が大好きです。これは面白い。いや、日頃人とあまり接触せずPCばかり見て仕事している私にとって、生の人を見るだけでもたいへん刺激的です。

この番組は、ディレクターが毎回決まった場所で72時間、ひたすら一般人を取材し続けるというものです。その人の人生、何でその場所に来たのか、家族はいるのか、どんな仕事をしているのか、プライバシーを根掘り葉掘り開陳していきます

気になったのは、このあいだ見た郊外のファミリーレストランの放送回。

グランドゴルフとかいうゴルフのサークル帰りの高齢の女性たちが楽しそうに歓談していました。訊くと、彼女たちは地元の友人知人で、もともと農家を営んでいたが、不動産業に転業して、今は家賃収入で悠々自適の毎日だとか。「生きてきて良かった」と笑っています。

田舎のばあさん、農家やめて不動産業、「生きてて良かった」と平日のファミレスで。

今これだけ世代間格差だの、年金不安だの、若者の貧困だのがいわれている中で、これは非常に注目すべき証言です。

皆さんは、新聞などでいわれているこれらの論点をもちろん興味ないでしょうが、こうした番組を見ると刺さってきませんかね?

すべり台のような社会

私見ですが、同じ仕事を何年もやっていると、プレイングマネージャー(現場仕事と管理の両方を手がけること)では必ず効率が落ちてくるものです。

簡単なことができない、ましてや、ちょっと複雑な面倒なことになるとても付けられない。

最近、ゴミ屋敷を片付ける便利屋さんのドキュメンタリーを見ていて、ゴミ屋敷の主は心に問題を抱えているか、または単に片付ける習慣がないことが分かりました。

人間は誰しも歳を取りますし、理由もなくしょんぼりすることもあります。秋の長雨は特に私をそうさせます。いやですよね。何年もやっている同じことの繰り返しにきょう、いま取り組むのが、いっそう困難になる時節柄です。

そこで、このように仕事のほとんどが同じことの繰り返しだと、ビシ、ビシッとケツを叩いてくれる「権力」が必要になってきます。官僚制度というのは、18世紀に出てきました。ずばり、私にも官僚組織が必要です。

私は十年以上前に自由を求めて、そして自分の能力を信じて独立して会社をはじめましたが、今切実に求めているのは、私のやる気に火を付けてくれる上司であり、会社の組織なのです。

仕事に集中できる環境も必要。自宅=職場だと、子供などが常に干渉してきます。

もちろん子供の顔を四六時中見られることは、人にとって普遍的な幸せであることは言を待ちません。

しかし、仕事の納期が迫っているときは、仕事に集中したい、というのもまた真理です。こうしたジレンマから人を解放するのが、官僚組織(会社勤めの制度)でした。

自宅には、子の世話をする母親を専従者として配置し、自分は電車に乗って都心の職場に出かける。それぞれ役割を決めてやるから、両方をやるよりは効率もいいし、何より楽です。もちろん、給与所得者の収入が減り続けている日本では、これは今やほとんどの家庭で成り立たなくなっていますが。

老いるばかりの人間に、倦んだ仕事をやらせる装置=官僚機構(会社)は陳腐化して機能不全を起こしている。それなのに人間は相変わらず、どんどんやる気を失っていく。

私が今立っているのは、「すべり台」の途中です。のぼるのはつらい。ひとりでのぼらなければならない。気を抜くと真っ逆さまに下に落ちてしまう。

どうやら今の時代とは、私に象徴されるように、家庭も仕事もヘトヘトになるまで自分を奮い立たせながらやらなければ貧困に陥る。そういう「すべり台」(by湯浅誠)のような社会なのです。

2015年9月12日土曜日

コミュニケーション巧者たちのサバイブ

TED、Greenz、colocalなどをよく見ます。大企業や政府の一員としてではなく、独立した個人や小企業などに属する意欲的な人々。大勢いるんです。

エコだったり、シェアだったり、未来志向だったり、そういう価値観のもと、様々なアクティビティーを実践。これらのメディアでは、彼らの実践のリポートやメッセージが毎日のように更新されています。

これら実践家たちの活動。なんといっても新しいし、何か明るい未来に向かってやっているエネルギーが素敵ですよ。

しかし一方で私の娘のひとりのように、こうしたアクティビティーに不可欠ともいえるコミュニケーションスキルに問題を抱えている人もいます。娘がもしエコをこころざして田舎に移住したとしても、日用品や食料品はいったい誰がどう手配するんでしょうか。私かーい!?

こうした実践のためには、ある程度の資力なり、生活のベース(実家とか)に恵まれてなければならないでしょう。まあしかし、そうした人でも、できあいのレールに乗らずにドロップアウトして生きていくのは社会の多様性という点からも良きことです。

地方の本屋というともう完全にビジネスとしてはアウトなんですが、なんと驚くべきことに、「地方で小規模かつマイナーな本屋をやるということ」という記事を見つけました。和歌山にあるbookcafe kujuです。

私もbookcafe憧れますが、およそ現実的ではないのでとりあえずはじめたのはパン屋さん(くらしをあそぶ展)です。でもzineのような小規模な紙メディアをここで作っていくのを支援する活動をしていきたいなーって思っているんですよ。

ちょっとした印刷機や、竹尾の見本帳、そして最新の組版ソフトがインストールされたPCなど備えています。自分メディアを作りたいって言う人がいたら、是非、わたしに声をかけて下さい!



2015年9月11日金曜日

客に「作業」させるものが売れる

『買いたがる脳』(デイビッド・ルイス著 日本実業出版社)によると、ホットケーキミックスはあえて卵を混ぜるという「作業」を買い物客にさせることで、大いに売上を伸ばしたそうです。

買い物客に「作業」を与えればウォンツニーズが生じる、と最初に実証したのは、アメリカにおけるマーケティングの第一人者であるアーネスト・ディヒターである。
1930年代、ケーキミックスを販売するゼネラルミルズ社から売上改善の相談を受けたディヒターは、卵の粉末をあらかじめ商品に混ぜておくのをやめて、購入した主婦が卵をケーキミックスと混ぜるように変更を提案する。重要なのは味の改良ではなく、インスタントのケーキミックスで手作りのおやつを作れるようにすることだった。その策略は大成功し、ケーキミックスは消費者の信頼を得て、売上を大きく伸ばした。わずかながら消費者にケーキ作りの役割を与えた結果、成果に関わっている感覚を生み、商品価値を高めたのだ。
普通に暮らしているだけだと、こうしたことはまったく分からないですよね。そんなもんだと思って卵を割って粉と混ぜるだけ。

でもその「作業」こそが、この商品の魅力を高め売上を増やすことに貢献していたとは。

これに関連して私どうかと思ってる商品があるんです。それは、セブンイレブンが今年の夏から発売した、アイスカフェラテです。

グリコが開発したという、粒状に凍ったミルクのつぶつぶが氷と一緒に入っています。そのカップに、コーヒーディスペンサーで熱い珈琲を注ぐと、つぶつぶが溶けてほどよいミルク感のあるアイスカフェラテが出来あがる。

もちろん私は味が好きなので、この夏、4杯は買いました。しかし、実際、カップを開けると見える白いつぶつぶが、何ともいえず不自然でまるで宇宙食か何かのようで。

何となく後ろめたいし、この自分で珈琲を入れる作業はどうなんだろうかと思っていつもやっているんです。

ホットケーキミックスに卵を混ぜてご満悦の主婦とは違う視点が、ここには潜んでいる気がしてなりません。
 
 
 
 

エアコンクリーニング業者さんが語った意外な論点

今日はエアコンのクリーニングを業者さんにお願いしました。吹き出し口をのぞくとカビの斑点がびっしり。卒倒して慌ててグーグルで検索して依頼した次第です。

大手量販店から派遣されてきた前回のクリーニングの不手際を指摘するなどクールで満足度の高い仕事ぶり。彼との雑談で分かったのはエアコンの耐用年数はどんどん短くなっているということでした。

うちのエアコンは2003年に取り付けたもので、とっくに寿命を過ぎているが、わりとまだ動いている、でも本当はメーカーとしては、7年おきに新品を買い換えて欲しいから、そのあたりで壊れるようになっている、とか。

最近のお掃除エアコンはオススメできない、5年くらいで確実に壊れる、とか。

もし、7年おきにうちにある数台のエアコン全部を更新しなければならないとしたら、私は死ぬまでにエアコンのために何百万円も支出を余儀なくされることになるんですね。これはひどい話だ。

エアコンを作っている国内企業は上場企業で、四半期ごとに前年対比で利益を比較され、株主の期待に応えるべく馬車馬のように経営しなければなりません。

本当は、頑丈で何年経っても壊れないものを作る技術力があるのに、数年で壊れて新品を買ってもらえないと企業は利益を出せない。だから、必ず壊れるようになっているんだそう。

ソニータイマー、ご存じですよね。ソニー製品は数年で必ず壊れるタイマーが仕組んであるといういわば都市伝説。今や、すべての国内メーカーはこういう壊れるタイマーが仕組んであるといってもよいでしょう。安い素材を使って原価を下げて利益率を上げ、7年程度が耐用年数だとはじめに取扱説明書などにうたっています。

3年前に新調したうちのバスルーム(システムバス)も、10年程度が品質保持期間だとか書いてあったような気が。

どんだけ地球に優しくないんだろう、反エコロジーなんだろうと思った。もちろんサステナブルでもない。まったくひどい話。

2015年9月9日水曜日

受験生チャレンジ支援について

東京都が経済的に恵まれない家庭の子弟のために受験生チャレンジ支援という融資制度(ただし高校や大学に受かれば返済免除になるので実質的なばらまき)を実施しています。

今日その書類を準備したので皆さんにもこの制度のポイントをかいつまんで説明しましょう。


  1. 資金使途
    実質的には貧困層向けのばらまきですが、外観上はあくまで「借金の申込み」だということです。借金というのは、貸す側からすれば当然、「何に使うんだコラ」という視点=資金使途が最大の関心です。
    資金使途を証明するために、塾の社判が押された納入証明書や、受験校の入学案内など必要になります。
  2. 保証人
    書類には、保証人にも収入要件があります。これは融資申込み名義人と同じで、扶養人数ごとに収入要件が決まっています。保証人自身の扶養人数であり、融資申込み名義人の扶養人数とは当然異なります。たとえばうちの場合、扶養人数は申込人は5人ですが、保証人である親は1人しか扶養していません。この場合、保証人の収入要件は、扶養人数1の欄を見れば良いわけです。
    二世帯住宅等で住民票が分かれていれば同居の親族でも大丈夫です。
  3. 書類作成事務コスト
    コストとはいえ実際払うわけではないですが、心理的負担感は無視できません。書類書きや書類集め、精神的にツラい感じです。たくさんの字を読まなければなりません。スマホでさっさーと好きなもの(しかも動画や知人のつぶやきなど)しか目にしない若いお父さんお母さんにはハードルが高いですな。それに、手続きのために自治体の関係部署へ出頭する必要があります。お金に困っている家庭が、一日パートなどを休んでこうしたアクションを取るのはたいへんでしょうね。

しかしこの書類のために一日ほど時間を費やせば、23万円弱もらえるわけですから、十分取り組む価値はあります。日給23万円の仕事はまずないでしょう。

2015年9月8日火曜日

パン屋を自宅でオープンして一石二鳥どころか五鳥くらいになった件

この5月に自宅の一室をDIYで改装してパン屋さんをはじめたんですよ。生地を仕入れて店内のオーブンで私と妻が焼きます。

パンの種類が豊富でおいしく、丹精込めて作った隠れ家的な内装も好評。開店以来多数ご来店頂いてます。

何で印刷屋がパン屋? というか、もともと家の一部を店舗にして何らかやりたかったんです。

それではじめてみて,しみじみ良かったなーと思うポイント、これ5個くらいあります。


  1. 掃除の効用
    保健所通しているし、もちろんお客さんをお迎えするわけですから、徹底した掃除は基本中の基本です。掃除はもともと私は大嫌いですが、店ともなるとやらざるを得ません。家がスッカリきれいになりました。体力使うので運動も兼ねます。
  2. 現金収入
    ありがたいですな。売上のほとんどがこれまでのビジネスだと金融機関に振り込まれるパターンだったので。新鮮です。
  3. おいしいパン
    残ったら家で食べます。家族も大喜びです。冷凍すれば日持ちします。
  4. 地域再発見
    場所が分かりにくいのにもかかわらず、多数のお客様。そして、皆さんいい人たちばかりで、地元愛のようなものが芽生えました。ちなみにとなりのスタジオジブリの皆様にもご愛顧頂き感動です。
  5. 自己紹介が分かりやすくなった
    これまで私は何をやっているのか説明するのが非常に難しかったのですが、一言「パン屋です」というともう皆さん一瞬で腑落ちするようで。子供にも大好評。
今後は、ネット通販の実店舗として何らか顧客サービスを提供できるような企画を実現していきたいですね。

金融機関がどんどんお金を貸したくなる法人3要件

今日はひさびさの投稿です。イケダハヤトさんという方のブログ記事「ブログを6年書き続けて分かった成功法則」やら、彼の本を読んだりして、やはりブログを続けなければダメだなと思った次第です。ぜひお付き合いください。

今日のお題ですが、3つです。法人に限ったことなので、今は法人の代表者やオーナーではない方は、将来そういうこともあるかなーという感じでスルーしましょう。もちろん、個人事業主にも応用できます。

では行きます!金融機関が、どんどんお金を貸したくなる法人の3要件


  1. 資金使途がはっきりしている、わかる
    向こう3年でこれだけの投資をしてこれだけの売上を上げる計画だが、この部分でどうしても現金が足りないので補足して欲しい、とか。
  2. コンサル業ではない
    コンサル業に融資は下りにくいらしい。もちろん風俗や社会的正義に反する事業もダメ。理由だが、コンサルってのは結局口八丁手八丁で得る手数料収入なんだから、代表者が働けばいいじゃんということで。
  3. 自己資金がある
    これは1に関係している。そもそも法人が金を借りるためには、売上の計画が必要なのだが、元手がまったくないのにこれだけ売り上げられるなんていうのは単に説得力がない。貸し手としては、社長なり、会社がこれだけの資金をこの売上のために投じようとしている、その足りない分を貸そう、というのがそれが融資の本来の姿。
結構当たり前の話。