映画『祖谷物語』でわかった地方移住の盲点3連発

この映画、四国の山奥に実在する、急な山肌にこびりつくようにしてある限界集落でロケして撮られてます。

映画で分かるのは、地方暮らしの3つの絶望的リアリズムです。これ、地方にロマンを抱く人の必ず盲点ですから、ここでしっかり確認しておきましょう。

  1. インフラが脆弱で持続可能性無し
  2. 交通便悪く雑貨・食料品が都会より割高
  3. 仕事の選択肢が限られすぎ
つまり肉体労働(工場や1次産業)、感情労働(介護)に限られ、都会以上に過酷で、しかも倦みやすい。いくら自然がすばらしくても、メシ代もインフラ維持費も高止まりする一方で仕事がこれじゃ、単に暮らしにくいだけじゃん。

とにかく、公共のサービスを受けるためには猛烈な山道を歩かないとバス停(それも1日に数本)に行き着かない。映画では、水汲みを手動で、近くの沢から汲んでいたが、実際は上下水道が通っているらしいんです。しかし、これだけの過疎だと、そうしたインフラの維持費はこれからの数年間で莫大なものになりそうです。

今は、地方自治体の役場が「おいでおいで」と移住を盛んに奨め、家賃などいろいろ安くしてくれるみたいですが、10年後、20年後はどうなんでしょうか? 今、多少家賃が安いだの、野菜がタダでもらえる(夏に限る)とかいったところで、これから人口が減ることで、土木インフラの維持更新にかかる費用は負担しきれないことは明かです。

映画の最後では、山奥の主人公の暮らす古い家が、雪の重みで倒壊していきます。これまさに象徴してますよね。年とって雪下ろせなくなって、あとは家で凍死か圧死な最期。まさにリアルです。

その頃はもう、移住を奨めた自治体の役場の人もめでたく退職して年金暮らし、都会のタワマンあたりに引っ越してしまっているに違いありません。

いいですか皆さん、もう地方には、将来性はないんです。私たちは都会に凝集して、機械の一部みたいになって、陳腐な人生を「健康的に」過ごす以外にないんです。選択肢はもうない、はい、消えたー!そんな気分にさせられる映画です。

ノスタルジックに、イケダハヤトあたりが地方移住をさかんにうったえていますが、あなたはイケダハヤトと同じように早稲田大の政経とか卒業したんでしょうか? 文章を毎日何本もかくことができるんですか? しかも人が読みたいと思う面白くてキャッチーな文章を?

本音のところ、「アフィリエイトの設定をブログに施すのもおっくう」というのが私の実情ですからね。

とにかく、この東京の、都心まで数百円で出られる小金井にしがみついて、日々目の前の仕事をこなす以外にリアルはないんだなーって思った次第です。アフィリの設定もしないと。

映画『祖谷物語』

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