日本は資本主義の植民地

小学六年生の娘の歴史の勉強に付き合う。「植民地」って何?という。 そこで調べたら、

  • そこに住んでいない外国人の都合に合わせなければならず、自由や人権はない
  • 自分の大事なものを奪われる
  • 仕事を死ぬほどさせられ、報酬はなし
アレー、これ、日本の普通の会社じゃん。

20世紀というのは、戦争の世紀と言われているが、欧米列強は植民地のぶんどりあいだった。まことに見苦しく、目を被うばかりの歴史である。

娘が重ねて問うた。「人道主義の見地から、各地で独立運動が起こった、という、人道主義ってなに?」

人道主義というのは、人間への愛、他人を尊重すること、そういうようなこと。植民地では、現地の人たちは、およそ人間としては扱われず、もっぱら「もの」「動物」のように扱われた。

最近、一部の人間が、過去に日本がバカげた植民地ぶんどり合戦に参戦したことを妙な屁理屈で美化してたりするが、見苦しいことこの上ない。結局自分があたたな愛情や尊敬に恵まれないから、非人道的な歴史を好むんだろうとつくづく思ってしまう。そういう人間は黙ってモテ講座とか、料理教室、婚活イベントに通って自分を美化した方がよほど現実の幸せに近いと思うが?

今日、国際条約などで、他国を植民地にしたり、そういう目的で戦争をすることは禁止されている。あたりまえだ。もしそうじゃなければ人類は百年経って一ミリも進歩していないことになる。

ところで、私は大学を出たあと就職したものの子供や妻の都合を優先するために、あっさり会社を辞めて自分で事業を興した。なぜなら、日本の企業で働くというのは、個人にとってはほとんど、企業(資本主義)による個人生活の植民地化に他ならない、ということが分かっていたから。

冒頭にあげた植民地の要件をもう一度読んでみて欲しい。会社の都合に合わせ、転勤させられたり、相変わらず横行するサービス残業は企業による個人の生命時間の窃盗であり、「やりがい」とか「大義名分」など意味不明の実体のないなにかで死ぬほど仕事させられて定年後はうつ病か、妻なしでは生きていけない事態になる。

これは、個人の精神が企業資本主義に植民地化されていると言うにふさわしい。

ドイツやオランダなど、午後五時に強制的に仕事が終わって、必ず夕食を家で取るというのが徹底している国は、たぶん罰則付きの法律が整備されているからである。

日本も、経営者に懲役刑や罰金刑がもたらされる強力なサンクション付の法律を、整備しなければ、絶対に今の馬鹿な労働者植民地状態は変わらない。

法律の整備なくして、いかなるワークライフバランスもナイと思う。これは間違いない。

安倍総理は、たいへんむずかしい法律を通して、自衛隊の活動の一部に合法性を与えた。そのことの是非は置いておき、次はぜひともその「たしかな実行力」で、お父さんお母さんを、企業から午後5時に強制的に退社させる罰則付きの法律を通して欲しい。これで株価は暴落するだろうが、それで、いい。株、持ってないし。

妙な大臣ポストに金を使うんだったら、法律をせっせと作って通して欲しい。

あとついでに、その法律は、子供をたくさん産んだり、性別を問わず配偶者を得れば、国からお金がもらえたり税金がほとんどかからなくなるようなばらまきオプションもつけて欲しい。私が政治に言いたいことはそれだけだ。

マスコミも、家族やプライベートを犠牲にして死ぬほど働いたり研究した人ばかりを誉めそやす論調はやめてもらいたい。

結局アベノミクスとか言って、オイルマネー(外国人投資家のうち、イギリス経由で入ってくる資金がそれと噂されている)がサーッといなくなったかと思ったらさっぱりの株価になってしまった。

株主が、労働者を苦しめる宗主国だとしたら、結局労働者は幻や期待といった株主の個人的な幻のために、命を削らされていることになる。

そういうことを最初から知っていたから、新卒で入った会社でサービス残業になったときはじんましんが出るほどいやだった。サービス残業自体が本質的には法人による個人の時間の窃盗という犯罪行為であるからしてもちろん不愉快である。

しかしそれ以上に不愉快であり、私が会社を辞めるきっかけになったのは、そういう本質に気がつかずにどんどんサービス残業を受け入れる同僚や、上司の存在だった。脳みそにカビが生えているんじゃないかこいつらと思ってもう、一秒で会社を辞めたくなった。そして、結局半年で辞めましたとさ。



ところで、かっこよく「会社を興した」とか言ってるけど、その会社経営で一番必要だった簿記の知識は、あっさり辞めた会社が授業料を負担して通わせてくれたんだよー。てへぺろ!

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