スペインの若者の政党が国政選挙で躍進した件

NHKドキュメンタリーWAVEでスペインの新しい政党が、長く続いた二大政党の勢力図を今月、塗り替えたということを知った。
政党「ポデモス」。増税など厳しい緊縮策で疲弊する生活を自分たちのアイデアで変えていこうと、20~30代の若い世代が政党を立ち上げ、急速に支持を広げているのだ。彼らは「シルクロ」という草の根政治サークルを各地に作り、就職や住まい、教育など、身近な問題を繰り返し議論。その内容をインターネットを通じて共有することで、党員38万人に及ぶ連携を築き上げてきた。その勢いは、首都マドリードや第二の都市バルセロナに、ポデモスが推す市長を誕生させるほど。総選挙にも各地のシルクロから候補者を出し、今度は国政の場に自分たちの声を届けようとしている
党首討論では、ポデモスの党首は(だいたい)次のようなことをうったえていた

  • 教育費を削減しすぎたから憲法が保障する教育を受ける権利が侵害されている
  • 大学を出ても仕事にありつけない人がいる
  • 銀行などから税金を取って、若者や貧困層に再分配すべき

 日本にもそのまんま当てはまる。しかし、日本にはポデモス的な若者の動きはない。なぜか。みんな親と同居の実家住まいで、ぬくぬくとお一人様ライフを満喫しているからだ。

これじゃダメだと私のように、大学を出て就職してみたり起業してみたり、子供を育ててみたりすると、とてつもない岩盤にブチあたる。

シルバー民主主義によって、バチコーンと築かれた、高齢者優遇の諸政策・税・保険税制である。

このあいだも、頼りにしていた子育て世帯臨時給付金が消え、かわりに高齢者に三万円配るバラマキをやられた。

うちは子供が多く国内旅行などままならない一方、農協だか自民党の婦人部だかが主催しているであろう観光バスツアーから、ワラワラと高齢者が降りてくる光景をうちの近所の道路でたまに目撃する。あの原資は何だろうね。

誰だか知らんが年金暮らしの高齢者をバスで観光に連れて行く金があるなら、子育て世帯に再分配してもらいたい。

近所でいっしょにボロ物件を借りて頑張っていた、ジャズバンドのアーティストがいる。せっかく今年の五月にDIYでハンバーガーカフェをオープンしたのに、あと5ヶ月で建物を取り壊すからお終いと宣告されてしまった。高齢のオーナーが、建物を取り壊して新しく賃貸アパートを建てることにしたからだ。

いま若者が置かれている状況は、ひと言でいえば、昔みたいに「結婚して子供を育てよう」というような未来への希望がまったく持てない社会である。

私はこんな社会ではダメだなーと思っているわけだが、スペインではこうして、若者がインターネットを使ってつながり、国政に代弁者を送り込んでいる。

若者は、シールズのような既存のネットワークでもかまわないから、やはり、自治体の議会や国政へ人を送り込むという目標を共有し、活動しなければダメだろう。

希望は自分たちでつかみとるものではあろう。

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