婚姻とは社会保障DIYである

 民法第752条(同居・扶助及び扶助の義務)を読むとこう書いてある。

「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」

 法律に「夫婦は同居すべし。助け合うべし」と書いてある以上、夫婦関係というのは第一義的には社会的保障の機能を有している。扶養のコストの原資が政府からでないので婚姻とは社会保障のDIY版と言ってよかろう。

 では、扶助とは何か? 扶助、つまり扶養というのは「老幼、心身の障害、疾病、貧困、失業などの理由により自己の労働が困難でかつ資産が十分でないために独立して生計を営めない者(要扶助者)の生活を他者が援助すること」とWikipediaでは書いてある。

 いま、若い人たちは、心身の障害や失業とはあまり縁がないかもしれない。したがって扶養にもなじみは薄い。となると、結婚する動機は法定されたこうした背景は後退し、もっとフィジカルなものが出てくる。しかし草食化しているので、フィジカルなもの(結婚に至るような情熱的な恋愛)は、扶養とおなじくらい縁がない。

 婚姻が難しくなっている背景には、みんなと笑って過ごしたい程度のささやかな幸福に満足している若者が、想像だにできない将来の扶養され状況の「ために」、たったひとりの異性にコミットメントすることのそもそも的な困難さにある。無理ゲーだ。

 それでも結婚する人へ。

 おめでと-!!

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