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断捨離に取り組む

諸般の事情で、月々3万で借りていた物件を退去しなくてはならず、膨大な量の私物を処分する作業に従事している。

作業は本当につらい。たとえば、子供が幼稚園や小学校の頃に書いた作品などは捨てがたい。なぜなら、そういったものは今はまったく無価値だが、万が一子供が私より先に死んだときに、引っ張り出して、それらをしみじみ眺めて泣いたりする場面で必要な小道具である。

その肝心の小道具を今捨てなければならない。子供には絶対に私より長生きしてもらおうとそう思ってやるしかない。

経済的に考えると、その万が一の場合に備えて、毎月毎月一定の額を保管に費やしていくということの合理性が問題だ。もちろん大金持ちならできるが、私はもはや家計が火の車である。

子供が死んだらどうのこうのということを考えて、そのために一定の支出を甘受し続けることはもはやできない。毎月の保管場所の家賃を上回る、子供の、たとえば部活の合宿費用などを来月初めに振り込まなければならない。これこそが現実であり、目の前のことだけに集中することによって得られる心の安寧(マインドフルネス)っていうヤツだ。

というわけで、すっきりきれいな空間で明日もこれからもいつまでも、健やかに家族全員生きていけるよう祈念しつつ今、断捨離に取り組んでいる次第である。

断捨離をしながらマインドフルネス瞑想である。

マインドフルネスとコーピング、ふたつのストレス対処法

ストレスを放置するとコルチゾールという悪い物質が副腎皮質から脳に向かって分泌される。この物質は脳の重要な部位を縮減させるなどしてうつ病や認知症の原因となる。

ストレスを減らすふたつの方法として、コーピングとマインドフルネスがある。

コーピングは紙にリストアップして検証する。自分が気晴らしとしてやりたいこと、ストレスを忘れて没頭できそうなことを100近くリストアップして、折を見て実践していく。

内容としては、運動、趣味、レジャー、妄想、カラオケなど遊び全般。

詳細はこちら。
http://www.iryo.co.jp/ninchi/coping.php?TB_iframe=true&width=700&height=600

マインドフルネスは、瞑想(ただし宗教的意味合いを取り除いた)のことで、過去や未来を思い煩う脳の作用にブレーキをかけ、今この瞬間に意識を集中させる。今この瞬間だけに意識を集中させれば、ストレスの原因となる「思い煩い」時間を減らすことにつながるのでストレスを減らせる。

毎日10分程度、目を閉じて、まっすぐに坐り、自分の呼吸、空気の温度、風の様子、そういったことに注意を集中させる。雑念は取り払う。

(1)背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座り、目を閉じる
脚を組んでも、正座でも、椅子に座っても良いです。「背筋が伸びてその他の体の力は抜けている」楽な姿勢を見つけて下さい。
(2)呼吸をあるがままに感じる
呼吸をコントロールしないで、身体がそうしたいようにさせます。
そして呼吸に伴ってお腹や胸がふくらんだり縮んだりする感覚に注意を向け、その感覚の変化を気づきが追いかけていくようにします。
例えば、お腹や胸に感じる感覚が変化する様子を、心の中で、「ふくらみ、ふくらみ、縮み、縮み」などと実況すると感じやすくなります。
(3)わいてくる雑念や感情にとらわれない
単純な作業なので、「仕事のメールしなくちゃ」「ゴミ捨て忘れちゃった」など雑念が浮かんできます。そうしたら「雑念、雑念」と心の中でつぶやき、考えを切り上げ、「戻ります」と唱えて、呼吸に注意を戻します。
「あいつには負けたくない」など考えてしまっている場合には、感情が動き始めています。「怒り、怒り」などと心の中でつぶやき、「戻ります」と唱えて、呼吸に注意を戻します。
(4)身体…

嫌われる勇気を読んで

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教え」』岸見一郎・古賀史健著を読んだ。

この本は283ページも本文があり、非常に長いが、自己啓発本の好きな読書家にはたまらない魅力が盛り込まれている。

何より、ほかの幾多の自己啓発本の「源流」ということで、これ一冊買えばすべてオッケー的なお得感がある。それが、「心理学」や「哲学」の世界の著名人からたくさん引いて、スノッブな魅力もいっぱいだ。

重要な部分をまとめるとだいたい次の3つとなるが、読むときのその人の心境や境遇で、クローズアップしたい部分は異なろう。あくまで私が今さらっと見直してみて次の3つだ。


他人の目だとか、これまでの経緯や過去の出来事を気にすることなく、目の前のタスクに取り組むのがいちばんいい他者への貢献をすることで、自分の価値を高めることができる(自分の価値は他者への貢献によってのみ実現される)物語ではなくその瞬間瞬間を生きる

ネット、特にSNSばかり気にして、目の前の仕事や家族に集中力を持って取り組みにくくなっている現代社会では、これはいつでも忘れてはならない戒めといって良かろう。

3番目では、「人生に一般的な意味はない」としながら、世界を変えられるのは他人ではなく、自分しかいないといっている。意味があるのかないのか、その意味を自分の人生に付与するのは、他人ではなく自分である。

その自分は、過去にどうだったから未来はどうだとか、考える必要もない。その瞬間瞬間にスポットライトを当てて、今だけを生きる。タスクをこなす。

二宮金次郎みたいに、薪を背負って本を読む、それでかしこくなったあとは、苦しむ農民のために尽力する的なイメージだろう。

となると、冷静に考えれば、いつの世も偉人というのはそういう風な感じだ。一心不乱に目の前のことに集中してきて、気がついたら圧倒的な存在になっている。

私のように、組織に属することなく、日々わりと単調なタスクをしつつも、長期的にも人生を考えなければならないつまりプレイングマネージャー的な立場の者には、大いに励ましになる。

その仕事は本当に組織だけしかできないのか?搾取なき労働を考える

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ファイナンシャルプランナーとなって12年になる。この間、売上高は2万円ほどだが、FP協会に納める年会費や維持費は15万円くらいになる。要するに赤字だ。

AFPなんて保険とか売らない限りはドヤ顔ツールに過ぎない。

それはそうと、マックジョブ(低賃金で、将来もなく、危険も伴う希望のない非正規就労)の現場はいつの時代も悲惨なのだが、近年の世界的なトレンドの影響で、それはたぶんグローバル化とか、富の集中とかだけれども、現場に入る人間のメディアリテラシーが上がり、広く一般に知られるようになった。

大企業のチェーン店やフランチャイズ加盟店のオーナーに雇われて働くアルバイト店員という境遇。私も、学生時代に新宿駅南口のファーストキッチンで働いたことがあるから分かる。

これが一生の仕事だったらまずあり得ない。長時間拘束されるにもかかわらず、技能の蓄積もなければ、預貯金もおぼつかない。おまけに仕事内容は単調をきわめ、やりがいもないし、職場の人間もホーキンス博士が形容したトランプ支持者、つまり最底辺の大衆みたいな感じで心を通わせたり価値観をシェアしたりといった余地はない。

大手の外食産業はすべて、原材料を極限まで安くして、そして現場に人間の給料も安くすることで、株主、本部やオーナーは利益を得ている。

しかし、実際に食べ物を作る人、食べる人の幸福など考えられているようで、考えられてはいない。この先は、いろいろグローバル資本主義批判につながるのでちょっとおいておくとして、私が言いたいのは、「その仕事は本当に組織にしかできない仕事なのか?」である。

昨今、小商いが流行っている。大企業に属して、組織的に行う大事業に従事するのではなく、地元で、低資本で始められる小さな仕事で生計を立てる考え方である。

私が昨年始めたパン屋も、小商いといえば小商いである。しかしパン屋は、マクドナルドや大手のチェーンのような大企業も取り組む商材だ。やってみて一日で分かったが、じつにまっとうなこと(よい素材のものを、清潔が行き届いた素敵な店で、低価格で売る)をすればするほど、利益は減る。

こんなことは私ひとりでやらないと、誰かに任せようものならたちまち取り分は減ってしまう。つまりパン屋は小商い向きの仕事ということになる。

どっか、海外の海辺に、人間が捨てたプラスチックゴミで腹を満載にした鯨が死んで打ち上げられた。

何…