嫌われる勇気を読んで

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教え」』岸見一郎・古賀史健著を読んだ。

この本は283ページも本文があり、非常に長いが、自己啓発本の好きな読書家にはたまらない魅力が盛り込まれている。

何より、ほかの幾多の自己啓発本の「源流」ということで、これ一冊買えばすべてオッケー的なお得感がある。それが、「心理学」や「哲学」の世界の著名人からたくさん引いて、スノッブな魅力もいっぱいだ。

重要な部分をまとめるとだいたい次の3つとなるが、読むときのその人の心境や境遇で、クローズアップしたい部分は異なろう。あくまで私が今さらっと見直してみて次の3つだ。


  1. 他人の目だとか、これまでの経緯や過去の出来事を気にすることなく、目の前のタスクに取り組むのがいちばんいい
  2. 他者への貢献をすることで、自分の価値を高めることができる(自分の価値は他者への貢献によってのみ実現される)
  3. 物語ではなくその瞬間瞬間を生きる


ネット、特にSNSばかり気にして、目の前の仕事や家族に集中力を持って取り組みにくくなっている現代社会では、これはいつでも忘れてはならない戒めといって良かろう。

3番目では、「人生に一般的な意味はない」としながら、世界を変えられるのは他人ではなく、自分しかいないといっている。意味があるのかないのか、その意味を自分の人生に付与するのは、他人ではなく自分である。

その自分は、過去にどうだったから未来はどうだとか、考える必要もない。その瞬間瞬間にスポットライトを当てて、今だけを生きる。タスクをこなす。

二宮金次郎みたいに、薪を背負って本を読む、それでかしこくなったあとは、苦しむ農民のために尽力する的なイメージだろう。

となると、冷静に考えれば、いつの世も偉人というのはそういう風な感じだ。一心不乱に目の前のことに集中してきて、気がついたら圧倒的な存在になっている。

私のように、組織に属することなく、日々わりと単調なタスクをしつつも、長期的にも人生を考えなければならないつまりプレイングマネージャー的な立場の者には、大いに励ましになる。

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