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シンギュラリティーとは

「特異点」という意味らしい。ティッピング・ポイントとも近いかもしれない。

人類に普遍的に存在していた、エネルギーと食糧の問題が、最新のコンピュータテクノロジーの進歩のおかげで解決するという予測がある。

私はこの予測を、もはや絵空事とは思えない。というか、思いたくない。

ベーシックインカムを推進しようとしている私にとっては、シンギュラリティーが起これば、日用品やインフラを支えるエネルギーがコストゼロで手に入るようになる。したがって人々は労働から解放され、実質的にはベーシックインカム実現と同様の結果が、シンギュラリティによってもたらされる。

日々のこすっからい労働、面白くないし、将来性もないルーティンワーク。私はもううんざりしている。正直、仕事も家事も面白くない。生きていて活動していることのうち、面白いことといったら、本当に少ない。

そうかといって、やさぐれて仕事を辞めたり、自堕落に暮らせばたちまち貧困や罹病により、今よりもっとひどいこととなることはあきらかだ。そう思うと、今のように一応仕事をしつつ、この家事や育児などその他もろもろ、バランスを上手く取りながら整然と日々を暮らすしか選択肢はない。

最近は、自分がはじめたパン屋のおかげで、近所の皆様やご家族様が本当においしい、添加物の少ないパンを食べることができている。とりわけ、すごいアニメの巨匠とか、また業界で有名なクリエーターの方などが来店したりするのは、本当に興味深く、面白い。

そういう尊敬すべきカリスマたちが、うちに来て私の焼いたパンを食べると思うとこれはもう面白いというほかない。しかも、彼らの中には、うちの店に入るやいなや、その大資本チェーンの均質化されたプラスティックっぽい内装とはかけ離れた、妙に手作りで統一感のないパン屋の微妙なしつらえに、「面白い」と感想を漏らす人もいる。

このように、面白いと言い合う関係がそこにある。そしてその場は、仕事とも家事とも関係のない、第三の場所(サードプレイス)である。

シンギュラリティーが起こり、人々が日々の労働から解放され、日用品や食料、エネルギーがただで手に入るようになったら、人々の人生のメインステージは、こうした第三の場所になるのではなかろうか?