放置できない子供の貧困

NHKスペシャルで見えない貧困というのを見た。
涙なくしてみられない内容。シングルマザーの家庭で、お金がなくて平日4時間、土日8時間のアルバイトをする高校生。

バイトの内容はファミレスのホールと、そして掛け持ちでコンビニのレジにも立つ。

それで生活費がいっぱいいっぱいになっているところ、およそ進学など見込めるだろうか?もちろん奨学金だけでは足りず、金融機関の教育ローンを借りることになるだろう。

ローンの返済は40代まで続くという。取材されていた高校生の中には、この決断を迫られてとにかく「嫌だ」と泣き出す人もいた。

私が心配なのは、もちろん、奨学金を借りて大学まで出れば、少なくとも高卒よりはいいかもしれないのだが、それが過去の統計データによってしか担保されていないことである。つまり、そういう貧困世帯の子供が借金をしてまで社会に出たところで、返せるほどの雇用はあるんだろうか?

いまたてつづけに、シンギュラリティの起こるおかげで、人間の雇用の大部分がコンピュータなどに置き換えられるという本を読んでいる。





  • エクサスケールの衝撃 | 齊藤 元章
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書) | 井上 智洋


  • 人間に残された雇用の領域はサービスや芸術など一部に限られてくる。それは、2030年頃にはかなりはっきり傾向として出てくると予想されている。

    2030年となれば、いま17歳の人が30歳になった頃。まだ奨学金の残高は残っている。せっかく大学に出ても、介護や掃除、あるいは人の世話のような感情サービス労働しか雇用がないとなると、借りた本人はかなりつらいのではなかろうか?

    私はつらい。

    私は、浪人中に、新聞かなにかで、「ドイツでは大学の哲学科を出てもタクシー運転手しか職がない」というのを読んだ。そして、大学の哲学科を卒業して、結局タクシー運転手にはならないものの、仕事の内容は結構似たような感じになっている。もうそういうふうになってきている。

    前回のブログでは、就職先はしっかりした企業研究で開けるものと楽観的なことを書いたのだが、このシンギュラリティのおかげで、吹き飛びそうである。

    だからいうんだけど、ベーシックインカムしかないっしょ?

    cf.日本財団 子どもの貧困対策

    ベーシックインカムで分かりやすいのは、TBSラジオセッション22の 2017.2.8放送回「各国で導入を検討、なぜいまベーシックインカムなのか」

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