家事も仕事も同じように疲弊

家事も仕事も同じように疲弊します。朝起きてから、家事の分担で、女性のほうが家事が多い場合、その女性に、男性配偶者と同じような働きを期待するのは間違っています。

今朝、子どもが猫を管理領域外に放出して、その猫が階段に飾ってあった花瓶を転倒し、水拭きに終われました。猫の毛がそこらじゅうに散っています。その階段に私が掃除機をかけたのは1時間前です。もうそれだけでおなかいっぱいというか、人生終わった、死のう、死にたい、そういう気分に満たされました(もちろん子どもを叱ったり、ネコにあたったりすれば法律で罰せられますから、ニコニコ、ああお父さんがやるから、気にしないでいいよ、ネコちゃんはお部屋に入ってねというほかはありませんし、実際そうししました)。軽い鬱症状です。このように、予期しない理由やイベントが押し寄せ、また際限もないため、家事というのはとてつもなく消耗させられます。通常そのあとで、仕事に出かけなければなりません。私も仕事が満載ですが、この件で、確実に意思力は損なわれたのです。

カナダ人の金融機関のサラリーマンが、子どもが生まれるからと会社を休みたいと申し出たら却下されました。その後なんだかんだあって、結局仕事を干されたり、ミーティングに呼ばれないなどいじわるをされ、裁判所に訴えを起こすに至りました。

過労死や、大手メディアの激務はまったく消える気配すらありません。

政府は、女性活躍だの、ワークライフバランスだのと言っています。もちろん言わないより言ったほうがいいに違いありませんから、それは評価しましょう。しかし、ほとんどの「私企業」は、結局は株主や経営者のオッサン、爺さんの持ち物に過ぎません。

そこで働く従業員がどうなろうと、翌期の業績こそすべてなんです。企業は、国民の生命安全を守る義務がありますから、働き過ぎや女性活躍を推進するのは当然なのですが、結局言っているだけです。

なぜなら政治家に発言力があるのは、結局は圧力団体である経済団体や労働組合だからです。国民ではないのです。国民はバラバラになってしまい、政治的発言力をどんどん自ら放棄しています(たとえば投票に行かない)。

いくら、株価が上がっても、新卒の就職率がよくなっても、この国というのはある種の椅子取りゲームのような感じになっていて、よい椅子がゲットできなければ、寂しく命を失ったり、健康を害してアディクションに陥ったりしてしまいます。それは構造的に組み込まれているのです。

私が言いたいのは、この国のOSを抜本的に変えたほうがいい、ということです。それしか言いたくありません。

特に子育て育児、これは仕事との両立というのは本当に不可能なのです。できる人はごく一部です。それに、結婚したいのにできない人が社会にあふれています。彼らは、同僚や部下が結婚して子どもを産んだ、育児休業を取得したいと言ったら、気分がいいはずがありません。日本の会社の評定は、上司の気分またはとんでもないノルマの達成率でしか評価されませんから、育児休業を申し出る社員というのはもう致命的に不利です。

家の掃除。子どもの世話。飼い猫の粗相の後始末?そんなの女にやらせとけばいいんだよ!男は会社の業績をまず考えろ! もちろんそんな風に思っている、実際やっている人は少ないかもしれませんが、法律的にはそういうことを言ったとしても直ちに罰せられることはありません。むしろ、子どもの世話をきちんとしない場合。ネコを残虐に扱った場合。こっちのほうが直ちに罰せられます。そして、ヘタすると厳しい罰則が付くこうした家事育児の数々は、暗黙のうちに女性に期待されている「無償労働」なのです。

これは個々の会社がどうの、ではなくて、資本主義が競争原理によって回転しているからそうなるんだと思うんです。ある会社が、じゃあ、うちはイクメンを応援したいから、どんどん休んでいいとしたとします。すると、同業他社がそういうことをしないで、相変わらず業績至上主義でいったら、イクメン支援会社の業績や株価はどうなるでしょうか? 経営者は、業績が落ちた説明を、「イクメンを推進したから」と言って、株主は納得してくれますか?

するわけがありません。

これは、タックスヘイブン(租税回避地)がいつまでもまかりとおるのと同じ理屈です。ある国が、うちはきちんと、国で生み出された富はきちんと税金のかたちで再分配すると言って、法人税率を爆上げしたら、じゃあアップルは、FBは、Googleは、アマゾンは、安い税率のタックスヘブンに本店を移すまでの話しなのです。

国は、タックスヘイブンと税率の競争が起きているのです。一国における私企業が、業績で比較されているのと同じです。

私は、結局恐ろしい罰則を伴う法規制以外に、こうした資本主義の行き過ぎた競争に歯止めをかける方法はないのだと思っています。現状では、残念ながら動物をきちんと扱わないと罰せられますが、大企業がある国で上げた利益から、その国に税金を納めなくても必ずしも罰せられません。なにかバランスがおかしいと思うんですけど。

このブログの人気の投稿

太陽光発電導入記完結編 発電開始!HEMS AiSEG設定奮闘記

アキバチューナーカンカン設定奮闘記【重要追記あり】

家庭裁判所が決める成年後見人、成年後見監督人月額報酬